彩の浅間嶺
手持ちのガイドブックから
今の時期に良さそうな浅間嶺をチョイス。
スギ花粉は落ち着いて
天気が良く低山歩きには絶好の日和。
何があるか分からないので
久しぶりに三脚を担いでの撮影山行。
これが予想以上の彩に大興奮。
ちょっと歩く度に次から次へと
色とりどりの花々草木が出迎えてくれます。
結果4時間少々のコースを休憩込8時間
掛けて堪能しました。
歩き始めの民家庭先に咲いていた枝垂れ桜。
ニリンソウ。
ヤマルリソウ。
イカリソウ。
ミヤマキケマン。
ツクシ。最近は見かけなくなりました。
ヤマエンゴサク。
ミツバコンロウソウ。どうにも分からず丸秘確認。
浅間嶺直下の桜。
実は先週他所で見損ねたカタクリ。まさかの遭遇。
アズマイチゲ。これも丸秘ルートで裏を取る。
これはキクザイチゲではないかと。
多分、シロバナエンレイソウ。
最後はヤマザクラで締めくくり。
毎春恒例ミツバ岳と新たな出会い
花粉が舞飛ぶこの時期、
ミツバ岳へミツマタを見に行くのが恒例山行。
この日は湿っぽく、花粉の影響は皆無。
毎年、同じようなカット、鳴かず飛ばずの技量。
ミツバ岳は駐車場からの往復だと2時間程度。
のんびりするにしても短すぎるので
いつも脚をのばして周回しています。
下山ルートでは毎年、人に会わず、
ただ今年は3組とすれ違いました。
そのうちの1名がなぜか声を掛けてきました。
どこから歩いて来たのかということと
車を停めた駐車場、数日前に大きなバスが
停まっていたけどその理由を知っているか?と。
10数年前まで、ミツバ岳は地図に
ルートの記載がなく
知っている人だけが通う場所でした。
昨今はツアーが組まれるほどのスポットです。
普段、人があまり歩かないルートだから
出会った私たちに対しても不思議そうでしたが
あぁ、そうなんだと合点した様子。
しかし彼はそんなミツマタには全く興味なく、
フデリンドウを毎年見に来ていると言う。
興味を示すと単筆、多筆など
初見素人の我々にマニアックすぎる
フデリンドウ愛を論述された。
花の芽が1つだけだと単筆、
複数になると多筆と呼ぶらしい。
日が当たらないと花が開かず、
多筆でも同時に全てが咲くとは限らない。
なので彼は※8-4だとか11-7だとか言っていた。
※8筆に対して4筆咲いているという意味。
あくまでもフデリンドウが目的なので
あと少し上ったら戻ってくると
登山道の脇を見定めながら去っていった。
少し下って休憩していると程なく彼が戻ってきた。
行きは曇って咲いていなかった11筆の芽が
帰りは咲いているかもしれないと、
言われるがままに案内されてついていった。
残念ながらその11筆は咲いていなかった。
更にその先、登山道から外れた小ピークに
楽園があったらしい。
過去形なのは周りの木が間引きされて
それらで埋め尽くされてしまったからである。
そこもついでに案内してもらった。
確かにフデリンドウにとっては惨状であった。
しかしながら彼はここら辺に去年は、
などと丁寧に説明してくれた。
恨めしそうに転がった枝葉を除けていると
隙間からなんと生き残りが出てきたのである。
とたん豹変、彼はとても嬉しそうにフデリンドウへ
労いの言葉を掛けていた。
フデリンドウを見られたのも然ることながら
酔狂なまでの情熱を持ち合わせた
彼に出会えたのも一興。
先々、ここへ訪れるたびに
きっと彼を思い出すであろう。
生き残りのフデリンドウ。


















