僕たちは
夢に向かってるんだよ

途方にくれた僕に
昔誰かが教えてくれたっけ

なんで夢に向かってるの?


人はね
悲しいけれど
夢に向かっていかなければ
人を人たらしめる大事な感情がなくなってしまうんだよ

感情?

そう
それは目に見えないけど
確かにそこにあるの

今この瞬間にも
僕とキミの間には
沢山の感情が渦巻いてるんだよ

死にたいと思ったことはある?

ある

誰かを殺したいって思ったことはある?

ある

それがね
1番悲しい感情だよ

自殺って...知ってる?

じさつ?


そう
「自」分を「殺」す
って書いて自殺

それも感情なの?

そうかもね
感情から生まれるものだよ

でもね自殺はしちゃいけないの

なんで?

自分を殺しちゃうっていう
それは殺人なんだよ

なんで人を殺しちゃいけないの?


それはね



誰もが平等でありたい
そう願った夢によって生まれた
自由を奪い去る為の
誰かに虐げられる為の
夢なんだ





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駅の構内でラブシーンを演じる中年のカップルに
よそでやってくれよと軽蔑の視線を向ける女子高生の足元に放置されていた僕らのいつかの嘲笑が

騒音に聞き耳をたてる野次馬根性よろしく群がり
街灯に照らされたように穿たれた僕の心に唾を吐きかける

何を考えているんだよ
主役にでもなったつもりか

悪いか
でなきゃ今にでも潰されちまいそうなんだ

僕らの命に意味が無いと知ってしまったんだ
心に意味なんてないんだろう?

自暴自棄の僕には
もう欺瞞なんて通用しないぜ

僕は生きるのを諦めるよ
生まれちまっただけの
クソッタレな人生

何かデカいこと成し遂げるぜなんて
それこそ自己欺瞞だったんだ

僕は僕に意味があると
自分を騙し続けてきたんだよ


昔話が巡り巡って今の僕に問いかける
どうしてここにいるんだよ

どうして帰って来たんだよ

あの時送り出してやったのに
全てを無駄にするつもりか

この腕で抱えていた
大事だったはずのなにか

この目に見えていた
大切だったはずのなにか

しっかり立ってたはずなのに
気づいたら眠り込んでたよ


昔話は終わり
行こう 待ってる奴がいるんだ




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僕が歩く道には
沢山のものが落ちている

叶わなかったあの夢
守れなかったあの約束
自意識に翻弄された視線

前を見据えたその視線の高さに
吐き気を覚えた
うずくまり 嗚咽を繰り返す

大丈夫かと声をかけられた
その優しさに苛立って
荒げた声が空を裂く

矮小な自分に 嫌気がさしただけさ
何もそんなこと言うこと無いじゃないか

他人行儀だって?
自己嫌悪だって?
同族嫌悪だって?
自己欺瞞だって?

もういいんだ

僕が落とした視線には
僕の心がこだまする




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