【考察】仮面ライダーディケイド全30話の真相
これは【考察】に分類されるのか微妙なところですが、公式なものではないという意味で【考察】とさせていただきます。
前回の放送でコンプリートフォームが登場し、物語が徐々に動き始めているディケイド。
話数的にも、21話と全体の2/3を終えています。
物語がクライマックスに近づくにつれて、最近「ディケイドは30話で終わるの?」、「何で30話なの?」という質問が、多数寄せられます。
既にご存じの方も多いと思いますが、一般的に言われている説を、今回は書きたいと思います。
まず、「全30話」の真偽について。
コレに関しては、主演の井上くんが雑誌のインタビューで明言しています。
上の画像ですね。
多少の増加はあると思いますが、30話強で終了なのは間違いないです。
何故間違いないと断言できるのか。
これは、ディケイドが全30話である理由を知れば、納得できると思います。
そもそも、事の発端はスポンサーのある意見からでした。
ライダーと戦隊物の開始時期をずらしたい
と。
これは、ライダーと戦隊物の開始時期をずらすことで、おもちゃの発売時期などをバラけさせ、1年を通しておもちゃ市場を活性化させようという考えからです。
例年なら、4月頃には両者(ライダー・戦隊)の主要キャラが出揃い、12月のクリスマス商戦頃に、両者の最強形態・武器等が登場。
おもちゃ発売の時期が丸かぶりです。
これをなくそうということで、開始時期をずらしたかったそうなんですね。
また、今まではTV放映中に劇場版が公開されていました。
放映中のため、終盤のストーリーも決まっていなければ、最終回のネタバレも出来ない。
そのため、毎年パラレルワールドな展開になるのが主流でした。
(一部、TVと連動や先行最終回なんてのもありましたが)
しかし、劇場版というのは、本来、TVでの放映が終了してから、満を持して制作するもの。
さら電の公式にもありましたね。
ライダーの開始時期を秋にすれば、劇場版をクライマックスに持ってくることが出来る。
制作側的にも、いい案です。
以上のことから、「ライダーの開始時期を半年ずらそう」となりました。
しかし、ずらすといっても、空いた半年間(3クール)スタッフを休ませるわけにはいかない…
じゃあ、どうする?
となって生まれたのがディケイド。
「平成ライダー10周年記念」と銘打った、言わば「場繋ぎ番組」を30話放送しよう!
となったわけです。
だから、ディケイドにはあまり予算をかけてありません。
故に、新規怪人が少なかったり、過去のライダーを登場させたりと。
きっと、場繋ぎ番組を放送するには、「10周年」という節目は、絶好のタイミングだったのでしょうね。
だから、ディケイドは全30話なのです。
平成ライダー総登場ということで、視聴者の関心も高まり、視聴率は近年低下していましたが、ディケイドは高視聴率を叩き出しています。
しかし、その根底には「開始時期をずらす場繋ぎ番組」というのがあるため、延長は決して有り得ないんですね。
僕的には、ディケイドが高視聴率なのは、全30話と期間が短いので、物語の展開が速く、視聴者を飽きさせないというのもあると思いますね。
30話だからこそ出来る作風なのかもしれません。
というわけで、ディケイドも残り約10話。
残り少ないですが、思いっきり楽しみましょう!
そして、物語は劇場版へ………