鍼を打つ時、


独特の雰囲気が周りを囲みます。


空気がピリっとします。


術者の集中力が醸し出されているのでしょうか。


細く、


鋭く、


そして温かく。




鍼を打つ時は、


鍼先の感触で全てを判断しないといけません。


何に当たっているのか。


何処を刺激しているのか。


感覚を研ぎ澄ませて、


呼吸を読み、


気の流れを感じ、


適所に鍼で刺激を加え、


滞っている気を調えるのです。


並大抵の集中力では打てません。


とても鋭い雰囲気が辺りを囲みます。




鋭い。


というと何処か冷たい感じがします。


しかし、それはとても温かいものです。


「元気になって欲しい。」


「少しでも痛みを和らげてあげたい」


この強い思いが、


集中力により張り詰めた空間の中で漂う、


独特の温かさなのでしょうか。




一日も早く、


この集中力と温かさを手に入れて、


独特の雰囲気を作りだせる人間になりたいです。