やっと左手が顔を触れるようになった。
片手で顔を洗うというのは、なんとも頼りない。
投げやりな洗い方になる。
通風の治療を一切辞めたのは、もう7,8年前になる。
35歳に発症して、28年ぐらいになるが、
5年おきだった、発作が2年になり、1年になり、
状態かしてしまった。
そして、いままで飲んでいた痛み止めが効かなくなったのだ。
まあ、薬さえ飲んでおけば問題ないと思っていたいものにとっては、
重症化していく症状がなんとも嫌な感じだった。
父親が病気のデパートといういぐらい、病気をレポート用紙に書き出しては、
3枚目になったと自慢(?)してたのを見て育った者にとっては、
薬を大量に飲む姿は、反面教師になった。
そんなとき、「半身浴」やら「導引」やら「酵素玄米」やら「自然栽培」やら、
いろいろな健康法が、嫁さんによてもたらされた。
薬をやめてみよう!
となったのだ。
このときは、おもに半身浴が中心だった。
足は昔捻挫したくるぶしあたりが腫れ上がって、とても眠れるものではなかった。
そこで、半身浴で夜を過ごすのだが、さすがに午前3時ごろになると、
風呂に入り続けるのが嫌になって、出てみるのだが「痛み」でまたもどるというのが続く。
このとき、面白かったのは、とにかく水を飲まないと尿酸がでないのでは、との思いで、
水を飲んでいたのだが、水もあきてしまうので、イオンウォータだったかを飲み始めた
これは旨いと結構500ミリリットのペットボトルを一晩で1本程度飲んでいた。
ところが、なかなか症状が改善しないのだ。
そこでもしやと思い、3年番茶か何かに変えたところ、痛みは引いていった。
私の勝手な理解だが、やはり何か入っているものによって「何か」が蓄積されるのではないか、と思うのだ。
そういうことは、最近でもある。
ジンジャエールが好きで、夏に350ミリリットルのペットボトルを1本ずつ飲んでいたところ、
なぜか、右足が痛くなった。
通風まではいかなかったが、足の親指と小指の両側を挟むとなぜか痛い。
その後、ジンジャエールは控えるようにしたら、改善された。
実は、今回の通風も引き金になったのはこのジンジャエールかも知れない。
1年近く飲まなかったのだが、ちょっと魔が差して飲んだ。
結構爽快で、コップ一杯程度だったが、旨かった。
しかし、その2日後、通風。
あれ、なんなんだろう。と思う。
好きなものを食べてればいい、なんてことも聞く。
しかし、身体には身体の事情があるようだ。
男には、なかなか分からないものかも知れない。
「導引」の先生が、
「女性は、何を食べてもいいですよ。
ちゃんと分かるはずですから」
と言っていた。
「さくらびと」田んぼの中にある花やさんです。