過去、ホスピスに入られている
クライアントさまからお電話で鑑定を
受けていました。



占い師とは言え、カウンセラーの側面も
持ち合わせていないと、
クライアントさまを傷つけたり。
絶望させてしまいます。


その
ホスピスのクライアントさまは、
すでに「死」を待つ人なので人生の
意義や意味を考え過ぎて、
パニックになられていたので。



橘は子供のころから
「死んだらどうなるの?」と
よく考えていたので。
各国の神話やチベット死者の書
などを読んでたので。
その方におススメしていました。



その方は、初めて死後についての
文化を知られたみたいでした。



それまでは、なぜ?自分が?とか。
残していく子供は…親は …
死は何なのか?と恐怖でいっぱいの
ご様子でしたが。死を受け入れた先が、
あるのかもしれないと考えられるように
なったご様子でした。



誰であっても、未経験のことには恐怖が
起きて当然です。
その方も、自分が30代で死を迎えると
想像すらしていなかったのですから。
どんなに恐ろしかったか…。



橘は、あくまで占い師であることを
電話の度に言い伝えましたが。
それでも橘と話したいと願われるので、
お受けしていました。
ジレンマもありましたけど。
10年以上経った今は、
稀有な善き経験をさせて頂けたと
思っています。



運命学や宿命学をツールにする、
スピリチュアルや占いに関わる人は
死生観を大切にし。
生きることにも、死を迎えることにも
謙虚であるべきと橘は考え想います。



いのちに感謝




クレイラ橘寧乃