さて、
今回は6巻にわたるお話です。
よろしければ最後までお読みいただければ幸いです。
1日、一巻づつアップしようかな・・と思っています。
イラストはネット上でフリー素材から選びましたが
大丈夫かな?
ストーリーはオリジナルです。
是非、最後までお読みいただけると嬉しいです!
それでは、始まり始まり
1.スサノオ VS ヤマタノオロチ の巻
おれの名はスサノオ
おれは強い
徹底的に強い
左脇には身長を上回るほどの大剣を挿している。
一間(約180cm)は優に超えている。
この世界の人間の一般男性平均身長は150cmだから、
ひとの身長よりも更にでかい剣である。
昨日もヤマタノオロチをこの大剣でぶった切ってやった!
気持ちがよかったぜ!!!
野郎、若い娘ばかりを生贄にしやがって
おれの大好きなクシナダちゃんにまでにも
手を出しやがって
※クシナダヒメ(櫛名田比売)
※口は悪いが透き通った心を持つ娘
※スサノオの惚れた娘(のちスサノオと夫婦になる)
頭にきて奴の洞窟内の住処に行ったら
なんと!ちょうど
クシナダちゃんを食おうとしていやがった。
おれは彼女に傷ひとつつけたくなかったから
クシナダちゃんを櫛(くし)に変えて安全なおれの髪に刺した。
なにしろ、
髪は伸ばしっぱなしで手入れすらここ数年していない。
小さいものだったら髪の中だと安全さ!
あのくそ野郎、おれの大事なクシナダちゃんの赤い着物を
よだれで汚しやがって~
怒りのゲージがMaxとなり、
一太刀で真っ二つにしてやったぜ!
あまりにも綺麗にスパッと切ってやったので、
奴は自分が切られて死んだことも理解していないだろう。
(ここまでヤマタノオロチと出会ってから1分も経っていない)
それでも
まだ動いていやがったので
更に食べやすいサイズでみじん切りにして、
洞窟の外でこんがり焼いてやった!
ちょっとくせーが、まあ、味はそこそこだった。
その肉を
娘が生贄になった家に配ってやった。
『ざまーみろ!!』と喜んでその場で吐くまで食うやつもいれば
見た瞬間に吐くやつもいる。
まあ、いろいろさ
共通するところは
全員、大きい涙をボロボロと流していたところだ。
あ、そうそう・・
ヤマタノオロチの尻尾から変な物体が出てきたのを
言い忘れていた。
臭い血液をぬぐい取ってじっくりと観ると
それは霊力の強烈な剣であった。
持っているだけで体の力が抜けていく・・
のちに
草薙剣(くさなぎのつるぎ)と命名された剣である。
三種の神器の一つである。
さて未来の話になるが
現在(令和7年)では熱田神宮(名古屋)に
熱田の御神体として草薙剣は祀られている
この剣は、明らかに神の剣である!
面倒さいけど
高天原のアマテラスに献上しなければいけないのだ
何もなかったことにして捨てちまおうと思ったが
捨てようとすると、すごい頭痛がして
何語かわからない言葉が耳の裏で聞こえてくるのだ!
そして・・
姉ちゃんである天照大御神(アマテラスオオミカミ)
からのメッセージが頭中に入ってきた。
テレパシーってやつだ
今でいう新潟県上越市に来いというのだ。
これもまた面倒くさいが
姉ちゃん、マジ怖いから行くことにした。
2巻に続く・・
