新潟県はラーメン王国と言われている。
新潟県に引っ越してきて
『食』において
一番感動したのが
ラーメンの美味さである。
酔った客を相手にした深夜営業しているラーメン屋だって
手抜き無しの美味さである。
しめのラーメンのクオリティーは
新潟が一番だと思う。
現に、
地元に戻っても
ラーメンは食べない。
もう食べたくない。
一度良いものを体が覚えると、
元に戻りたくなくなるのが人間である。
贅沢なものだね・・
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車の窓ガラスを叩きつけるように降り続いている雪
ワイパーでどかしきれない程の降雪である。
窓枠下に雪がどんどんと付着し
層をつくる。
視界が狭くなると同時に
ワイパーそのものが動かなくなってしまうことがある。
雪が降らない地域からは考えられない現象である。
二週間に一度は通っている
お気に入りのラーメン屋に向かっている途中である。
それにしても
今年はよく降ったな。
上越の除雪費用が
『35億円』を超えたと耳にした。
『ほうとく』の赤い看板が見えてきた。
ただでさえ、視界が悪いのに
2mを超えた雪の壁で
駐車場から車が出てくるのか、まったく見えない。
なんとか車を駐車場にほうり込んだおれは
はじめて異変に気付いた。
暗く閉ざされた玄関の階段は
足跡さえ無く
降り積もった雪で覆われていた。
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2018年2月
上越を代表するラーメン店『ほうとく』は
30年の歴史に幕を閉じた。
ここのラーメンが一番好きだった。
特に 塩もやしラーメン が好きだった。
あの、
舌の上でとろけるようなチャーシューは
もう
食べることができない
最近は味噌ラーメンにハマっていたのに
もう
食べることができない
人と会うために ここでラーメンを食べた
時間がくるまで ここでラーメンを食べた
無性に食べたくなって ここでラーメンを食べた
いろんなことを思い出した。
『永遠』 は 無いんだな
これから春がくるというのに
またひとつ、大切な場所が消えた。
上越の長い冬が終わるというのに
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


