『妖怪、新潟に現る』
この文字が、好奇心を掻き立てた。
この5月の連休を利用して、
念願の
妖怪に会うための小旅行を企画しました。
今回はそのレポートを数回にわたり
ブログに書き残したいと考えています。
最近、プライベートで新幹線を多く使うようになった。
新幹線に乗ると、楽しみなのが
JR発行無料雑誌:トランヴェール (持ち帰りOK)
行ったことの無い地域の情報を
それぞれの専門家の目線で描かれていて
実に面白い!
その、
トランヴェール9月号(2016)に
現在、住んでいる新潟の情報があった。
『妖怪、新潟に現る』
表紙にそう書かれたその雑誌を広げて知った。
なんと、
新潟には、妖怪伝説がたくさんあるのである。
『妖怪』と聞くと、
なんだか、ワクワクしてしまう。
『妖怪探しをしよう』
そう思って、
その『トランヴェール9月号』を持って帰ってきたのが、
今回の小旅行のきっかけ
そして
ついに、その妖怪探し のチャンスが来た!
雪深い時期を避け、
先日のゴールデンウィークに出かけたのである。
いま住んでいる上越から電車で
約2時間ちょっとで 燕三条駅 に着く。
(距離的には近いのだが、電車での移動は何かと不便)
今回は
フリーきっぷ:えちごツーデイパス を買い
ビールをクーラーバックに詰め込んで
途中下車をしながらの、のんびり小旅行を楽しんだ。
最初は、柏崎駅で途中下車!
柏崎は、海のまち
駅を降りると、海の匂いがした。
風が清々しい。
のーんびりと 海辺まで歩いた。
商店街は、
これから来る客人を受け入れる準備をし始めている。

空は青く、海へと続く道は、快適そのもの。
しばらく歩くと、
目前に青く広がる 海が姿を現した。
遠くに、
再稼働問題で揺れ動いている 柏崎刈羽原子力発電所が
まさに揺らいで見えている。
広い砂浜を
波が打ち寄せている近くまで移動しよう
きれいな砂
日本海だ
ビール片手に歩く足は
砂浜に埋もれてなかなか前に進めない
スニーカーで来て正解だった
打ち寄せる波を見ていると
なんだか時間を忘れてしまう。
次の電車の時間を見て、移動~
柏崎駅から、再び電車に乗った。
汗ばんでいる自分がいる。
連休だからか、なんとなく混んでいる車内
次は長岡で降りよう。。そう決めた。
長岡駅、周辺を散歩して
今回の目的地で使う、観光タクシーのチケットを購入~
今回の目的は 石動神社で 妖怪 『鵺』 に会うこと
石動神社には
日本のミケランジェロと言われた
木彫りの名工 石川雲蝶の作品 鵺退治 がある。
長岡から燕三条駅まで移動~
『えっ』
何にもない・・いや、
何にもないわけじゃあないが、何だ、この殺風景な駅は・・
驚いた。
高速道路から見える大きな駅
そこからは想像できないほど、何もない・・
プランでは、駅周辺のお店で
名物 カレーラーメン を食べる
はずだった
ここは誤算であった。
まさか、ここまでシンプルだとは・・想像してしなかったのだ。
仕方なく、
駅の構内にある食堂に入り、カレーラーメンを発注!!
(食レポは控えさせて頂き)
さあ、これから 石動神社に出発だ~
この後、
想像をはるかに超えた秘境に、足を踏み入れるのであった。
次回、 <石川雲蝶の作品と出会う>編 につづく

((補足))
『鵺』とは
『顔は猿 胴体は狸 尻尾は蛇 で 虎の手足を持つ妖怪』 である。

鵺 と聞くと
横溝正史の金田一耕助の映画。。え~と、、何だっけな
確か
『悪霊島』
だったかな
『鵺の鳴く夜は恐ろしい』
が、キャッチフレーズだったのを思い出す。
子供の頃、横溝正史の作品が好きで、
ほとんど毎日、読書に明け暮れた時代があった。
石動神社に行って体験したものは
まさに、異空間
横溝正史の作品に飛び込んだようなところだった。
聞いたことの無い いきもの の鳴き声が、
まだ、耳に焼き付いていて離れない・・・









