9月16日に、ブラジルのサンパウロで行なわれたWEC(世界耐久選手権)第4戦で、
トヨタTS030ハイブリッドが、王者アウディを倒して優勝した。

トヨタTS030ハイブリッドは、デビュー予定の第2戦ベルギー戦を、直前のテスト中のクラッシュで欠場、
予算不足から難攻不落のルマン24時間をデビュー戦にせざるを得なかったが、
そこからイギリスでの1戦を経て開発を進め、
ブラジルでの第5戦を、ポールポジションからスタートして制覇した。
TS030は、F1を闘ったTMGが、東富士研究所と共同開発したマシン。
F1で培ったのテクノロジーが遺憾なく発揮され、今回の勝利となった。
WECは、バーレーン戦を挟んで10月14日の富士スピードウェイにやってくる。
TS030は、文字通りの凱旋レースとして、その雄姿を日本のファンに披露することになった。