NMB48のエース・山本彩(25)が30日、東京・中野サンプラザで行われた全国ツアー『NMB48 LIVE TOUR 2018 in Summer』初日公演でグループからの卒業を発表し、会場はファンの悲鳴や絶叫で騒然となった。
ここ数年は、自身がいない環境でメンバーがライブする姿を一歩引いて見ることもあったといい、「私がもういないほうがいいんじゃないかなというよりは、今このタイミングで離れることがNMB48が成長するための起爆剤になるんじゃないかと思うようになりました。今いるメンバーをはじめ、新しく入ってきてくれたメンバーがこれからのNMB48を引っ張ってほしいし、新しいNMB48を作っていってほしい」と涙ながらに若手メンバーにグループの未来を託した。
今回の決断までには「何度も悩みながら今日まできました」と葛藤を明かし、「弱くて未熟なんですけどこれからもそうやって未熟な自分に甘えて寂しさや不安を抱えながらここにいては決心しにくくなってしまうんじゃないかと思いましたし、挑戦することこそ豊かに人生が作られるのではないかと思い、勇気を振り絞って決めました」と告白。今後の活動については「生涯現役というのが目標で、もっともっと勉強して皆さんの前で歌い続けられるような人間でいたい」とソロ歌手としての決意を表明した。
場内が「さやか」コールに包まれると、山本は顔を覆って号泣。しばらくコールは鳴り止むことなく続き、山本の決断を後押しした。
NMB48はダブルエースと言われた山本彩 渡辺美優紀を失うこととなった。