
AKB48劇場での最後の公演が終わった午後9時過ぎ。
中に入れなかったファン約2000人が、
劇場の入ったビルを取り囲んだ。
「あっちゃん」
コールが鳴りやまない。
午後9時半ごろ、
ビル2階のベランダから、
あっちゃんが姿を見せた。
拡声器を持ちファンにあいさつする
「今日はありがとうございました。気をつけて帰ってください。」
と呼びかけ、手を振った。
「あっちゃん、ありがとう!」「あっちゃん、忘れないよ!」
たった7人のファンの前で始まった
「AKB48」の劇場公演というコンサートの歴史。
その中心にいたあっちゃんを思うファンの大歓声が、
秋葉原の街に地鳴りのようだった。