横山 秀夫の「動機」を読んで
4編の短編集です。連作では有りません。
「動機」は署内で一括管理されていた警察手帳30冊の盗難事件の話
「逆転の夏」は女子高生殺人事件の前科を持つサラリーマンが匿名の殺人依頼の電話を受けて苦悩する話
「ネタ元」は女性新聞記者が大手新聞にヘッドハンティングを受けての話
「密室の人」は公判中に居眠りをしてしまい妻の名前を叫んでしまい、失脚する裁判官の話
それぞれ、短編なのに心理描写が濃くて、中に引き込まれてしまいます。
流石、横山 秀夫と叫んでしまいます。
横山作品をお読みだない方はこの本から如何でしょうか。