彼はすぐ組んできた

何の技かわからないが

足を払ってきたり

背負おうとしたり

振り回してきた

思ったより力があった

正直結構キツかった

力はこちらの方が上なので

どうにか耐え抜いた。

休み時間終了のチャイムが鳴った

力を抜いたそのとき

ふわっとした感覚の後

私の背中は教室の床に叩きつけられた

(続く)