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今日大学が八時過ぎに終わって、バスを逃して

去年までよく歩いた、駅までの真っ暗な長い道をひたすら歩いてみた。


風が生あたたかくて、でも心地よくて、

歩くのには持って来いの気持ちいい気候と暗さだったけど。


朝から仕事をこなして、実験もして、セミナーにも出席して著名な先生の話を聞いて論文書いて。

「マジメ」な一日を過ごしてストイックな気分になっている心に

なぜかものがなしさが襲った。


一人で暗い、長い人通りのない道をひたすら歩きながら、

よくこういう時、元カレに電話しながらこの道を歩いたことを思い出した。

一人歩いてただ寂しい時。

別に用事はない時。

真っ先にかけるのは彼だった。

くだらない話をしながら、

結局帰るのは彼の家なのに、

何時ごろ駅に着くよ。

なんて待ち合わせをするのがお決まりだった。


たまたま彼も同じキャンパスに来ていたとき、

帰りに寄ったファミレスとか、

どうでもいい本を買い込んでた古本屋さんとか。


久しぶりに見て、

なんだか涙がでた。

ぼ~っと空と月見ながら、

いろんなことを思い出して、

一人で泣きながら歩いてた。

泣いてる自分がまた悲しかった。


誰かに電話しようかと思ったけど、

誰にもできなかった。

もともと電話は好きじゃない。

こっちからめったに、用もないのに掛けたりしない・・・

だから

誰に掛けていいのか分からなかったし、

何を言っていいのか分からなくて、

電話も掛けられない自分がまた悲しくなった。

人に甘えるのなんて好きじゃない。

じゃなくて

人に甘え方が分からないんじゃないか

って思った。


元彼にだけ出来ていた

本当の自分とか、弱さを見せること・・・


これから先、

誰かに見せることができるのか、

受け止めてもらえることができるのか、

もう出来ないんじゃないのかって思って、

たとえようのない不安と寂しさでいっぱいだった。


こんな弱ってる自分を抱えて、

誰かに支えてもらいたいって思ってるはずなのに、

誰に言っていいのか、どうしていいのか分からないなんて、

本当の自分で接してる人が居ないから。

心から分かってくれてる人がいないから。

クダラナイ関係の人が何人いたって、

所詮虚しいだけ。

そんな関係しか持ってない自分がもっと虚しくて、

悲しかった。



・・・そんな帰りみち。