レースレポート:ツール・ド・熊野その2 | 山P戦闘日誌

山P戦闘日誌

自転車に燃える23歳
イナーメ信濃山形に所属

~第1ステージ~

赤木川清流コース パレード15km+15.8km×7周回=125.6km
118人出走
結果: 完走


この日からレースがスタート。
チームからは今野さん(エスペランススタージュ)、二俣さん、ポールさん、自分(3人ともイナーメ信濃山形)の4名が出走。


コースはほとんどが平坦2車線。同じ道路を往復するような形で途中に対面通行のトンネルあり、最初の折り返しの部分は車1台ぎりぎりの道幅でちょっとした登り。周回最後の折り返し部分はKOMが設定されていて、短いながらもカンッと登り、細かく曲がりながらスタート・ゴール地点になる。登り口で道幅が一気に狭くなるのでここの位置取りが大事。
しかし気をつけるのはそれくらいで基本的には流れるスピードコース。


新宮駅前をスタートしてコースまでは街中を抜けて渓谷?に沿ってパレード走行。
沿道に観客の人が大勢いて驚いた。街中がレースを歓迎していてすごく嬉しかったので、終始ニコニコ、手を振りながらパレードさせていただきました。


コースに入って1度止まってからリアルスタート。
前日のミーティングでも高速レースになるとの予想だったが、その通りで速い。
折り返し以外でブレーキをかけるようなコーナーがないので終始速いまま集団が流れる。

1回目の折り返しでチームメイトの今野さんとすれ違う。スタートアタックに乗ろうとして失敗し、そのまま集団にも乗り遅れたらしい。リタイアしてた。無念。

序盤は逃げができて、前はNIPPOとVINIの選手が固めている。
集団は速いもののきつくはなかったので、集団中~後に位置。
KOM直後とコース半分の折り返し地点では集団が縦に伸びてピンピンに張ってきつくなるので、ポイントの前ではできるだけ前に上がって走る。中盤までこれの繰り返し。


4周目。逃げを捕まえるために集団のペースが上がる。KOM付近の伸び方も強くなり、立ち上がりはほとんどスプリントで前に食らい着く。これはきつい。
すると5周目の最初、2車線道路に出るコーナーで3,4人前を走る選手がミス。中切れ発生。
前のほうでもぶちぶち集団が切れている。
近くにポールさんがいたので一緒に小グループをがんがん追い抜いて追走するもメイン集団には追いつけず。

ここからはタイムアウトとの戦いに突入。3箇所ある関門を先頭から5分以内に通過しないと下ろされてしまうので、できるだけ人を集めてローテーション開始。
15人ほどでタイムギャップを確認しながら走る。この段階で二俣さんも脱落してしまった。
あとは自分とポールさんの2人。こんなところで終わってたまるか。なので自分も積極的に前に出てペースメイク。

途中チームカーもうまく使って最終周回。

最後の関門は4分55秒差。
つまりあと5秒でアウト。ぎりぎりのところで通過。

ここで周りの選手が少し緩む。
後から知ったのだが、最後の関門さえ通過できればゴールではいくら遅れてもよかったらしい。
しかし自分とポールさん、ほか若干名の選手はゴール地点でも5分以内だと勘違いしていたのでハイペースを維持。最後ももがいてこの集団先頭でゴール。別に要らなかったみたいですが・・・・・・・・

かなり追い込んだので、しばらくは放心状態。
きつかった。

位置取りの悪さがこの日の反省点。
そして立ち上がりの加速でもっと余裕がないと通用しないと感じた。ぎりぎりだった。
スタート前にアンカーの和郎さんと話をして「このコースは位置取りで突っ込める度胸と脚が必要」と言われていたがまさにその通りだった。



この日はなんとかポールさん、自分の2名がレースに残ることができ、初日でチーム解散という最悪な事態は避けられたのでよかった。


レース後は次の日走る超デンジャラスと言われる千枚田と札立峠の下りだけを試走して終了。思ってたよりもきつくない印象だった。
宿に戻ってからは明日も絶対に残ろうと気合を入れマッサージの痛みに耐えました・・・・・・・・