最近京極シリーズの感想を書くのが辛い。Amazonやブログで感想を書く他の読者の方々より、自分は全く読み解けていない感じがして。
というか読み終わった直後は、ほとんど内容を覚えていないんですよ。むしろ何日か後のほうが、整理がつくというか。
それでもあまりに記憶が断片的すぎて、他者の感想を読むとシリーズ読み返したくなります。
感想を書くに当たって一番のネックになっているのが、宴を挟んでその前後の違いなんですが、実は私にはあまりよくわかっていないんです。
皆さん、全く変わったとおっしゃるようなんですが。
雰囲気が変わったのはもちろんわかるんですが、クオリティの低下があまり実感として、無い。むしろ、続刊を待ちすぎた他の方々が、既刊を神聖視しすぎな気すらするんです。
して本編。今回も真犯人まで途中でわかっちゃって、けどいくらなんでもそれじゃ単純すぎ…?と思ったらそのとおりでした
納得はできない。
何というか、榎さんが唯一見初めた女性と、狡い自分を正当化するために保険をかけながら、自分に言い訳をしながら立ち回るバカ女がどうしても重ならなかった。
葵さんをかわいいと言うくらいなんだから榎さんの見初める女性なんて色々スゴい人だと思っていたので…それが駄目だったんですかね。結局納得できなくて。
他者を納得させる必要もないし、好きになるのに理由はいらないと言われてしまえば、それまでなんですが。
榎木津と対等になりたかった、世界と身一つで対峙したかった。それも言い訳にしか聞こえないです。気持ちがわかる分、結局嫉妬に狂って計画的に嘘をついて邪魔者を消して、罪悪感から駒に当たり散らして。
自分のせいなのに、駒が対象を殺したことを糾弾したり、あろうことか人間の本質が邪悪だなんて。
彼女の罪は宴の尾国(?)と同じで、人が誰でも持つような邪心を煽り、決行を“可能”にしたことなんですよ。
犯罪にはならないかもしれないけど、歴代真犯人のなかでも相当私は嫌いです。
しかし神崎女史や西田の世界の認識はもう少し掘り下げても良かったんじゃないかな。神崎女史の心理なんかはいまいち良くわからん。
憑き物落としもなんかすっきりしないし。
あ、けど榎さんの最後の台詞で憑き物落としが完了したと考えれば、そんなにおかしくはないかな?
しかし益田君の成長ぶりが顕著でしたね。榎さんのデレ(本名呼び)もありましたし。
その他の登場人物の成長も、読んでて楽しいですね。関くんもだんだん頼れる人になってますし。
京極と榎木津は二人ともバラバラに不本意に事件に巻き込まれるのに補完関係というのはいかがなんでしょう…ちょっと無理やり感があります。
足りないところもあったけど、まぁ本作で既刊は全て読み終わったということで。徒労感というか何というか…。
シリーズ完結してほしいです。続刊が出ても構わないから、何というか…ああ堂島大佐の話とか、伏線回収と読者もろともの最大の憑き物落としで格好だけでも一応の終幕をつけてほしいんです。それだけ心がシリーズに囚われているんでしょうが…。もどかしい!
それをきっとみんな待ってるんですよね。
とにかく疲れちゃって今は何も読みたくないですが…。
まぁではこの辺で終わりましょうか。眠いよー…