今日の午前中は坂本とパーシーを外へ追いやった
ヤツらはクモの名前である
通常のクモなら私はビビる案件だが、1cm未満のためノーダメージだ
一匹目の1cmのヤツを仮に「坂本」と名付けた
坂本を外に追い出そうとすると、部屋の端っこに小さなゴミがある
よく見ると動き出したそれは5mmにも満たない小さなクモだった
私は「パーシー」と名付けた
坂本とパーシーは近くにいたので兄弟なのかもしれない
しかし家賃を払っていない彼らをこれ以上ここには置いておけない
そしてそれ以上にこの部屋をクモパラダイスにしてはいけない
私は彼らを外に出すことにした
今日は灼熱ではないので命を落とすことはないだろう
カッターボードを取り出しそこに乗せて彼らをワープさせる作戦に出る
私はボードで行く手を遮るが、坂本はその体躯を生かし俊敏にピョンピョンと前進していく
そしてパーシーは誘導と逆方向へ真っ先に逃げる
アクティブな坂本、逃げのパーシー
なんとか2人を誘導し窓を開けにかかる
ふと見るとなんと一度置いたカッターボードの上に、2人は安堵して乗っているではないか！
そこは兄弟、仲良く一緒に待機しているとは！
ちょっと感心してしまった
こうしてカッターボードUFOに彼らを乗せて、私は外の世界へ2人を解き放った
さよなら、坂本とパーシー
達者でな👋
もう虫は入らないで欲しい、そう願いながら私は窓を閉めたのでした
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