歯科衛生士クレマチス
↑2016年6月、 日テレ らんらんホール
近藤誠の「女性の医学」
近藤誠(著)
P.262~
病院のブランドに惑わされない
僕は、患者さんに治療が必要なときは、有名病院や大病院というだけでは紹介しません。
患者の数が多いと、1人ひとりに対してはどうしても扱いが雑になるし、流れ作業的になってしまうからです。
また、病院のメンツにかけて、とことん検査し、とことん治療します。
大学病院やがん専門病院などは、新薬や新しい手術を試したくてうずうずしています。
最新治療という言葉で巧妙に被験者にされ、命を落としても、病院側はデータがとれるうえに、製薬会社からはお金が入ってきて一挙両得です。
医者の肩書きもあてになりません。
ある大学病院でも、手術があまりに下手なので、命の危険が少ない乳がん手術だけやっていた外科医が教授になっちゃった。
すると、図に乗って消化器の手術に手を出し始めたから、さあ大変。血管をプチプチ切るものだから、手術室の外で血管外科の医者が待機していたと聞きます。
似たような話は、どこの大学にもありますよ。
専門医、認定医の資格も、臨床能力の保証にはなりません。
各学会が傘下の医者に与える資格で、日本の場合は中途半端なトレーニングで受験でき、試験もフリーパス状態です。
ランキング本には『迷医』がゾロゾロ
巷では、「病院ランキング」「名医リスト」など、「ランキング本」がよく売れていますが、これもいい加減。
ランキング本は、主に手術数を基準にしていますが、手術の多い病院は、手術偏重の傾向がある可能性が高いともいえます。
病院の外観や内装、設備も判断材料にされますが、日本では、良心的な医療機関ほど赤字になる傾向があり、改装や新築する余裕などありません。
ムダな検査や治療をどしどし行っているほうが黒字になるので、外側にもたっぷりお金をかけられます。
病院のブランドや医者の肩書き、ゴージャスな建物や最新鋭の設備、それらは医者の腕前や人柄を保証しません。
自分の直感を足がかりにして、自分なりの治療方針を検討して下さい。
かなり、省略してありますが・・・
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歯科衛生士クレマチス、50代
私が思う名医とは
クスリや検査や器具に頼りすぎない医療従事者
自分の生き方に合った主治医を見つけ出すことが・・・
健康幸せ
への第一歩
まずは・・・
気分転換
つづく。