歯科衛生士クレマチス
2016年5月 秋葉原
近藤誠の「女性の医学」
著者 近藤 誠
P.45~
男の『タマ』は子宮より大事にされる
同じがんでも男性特有のがんについては、医者の扱い方が違ってきます。
たとえば前立腺がん。
採血で簡単にがんが検査できるため、最近、人間ドッグなどで前立腺がん検診が流行っていて、自覚症状がないがんがゴロゴロ見つかっています。
前立腺は精液の通り道ともなる臓器で、手術となれば前立腺と精のうを摘出しなければなりません。
前立腺がんにかかるのは中年以上の男子がほとんどですが、男の『タマ』は子宮や卵巣と違って「もういらないでしょ」とはいわれないようです。
ちなみに、検診で見つかる無症状の初期がんのほとんどは、進行しない、もしくは自然消滅する『がんもどき』です。【落とし穴・17】
放射線治療を含め、治療はいっさい必要ありません。
50歳を超えた男性の死亡解剖をすると、2人に1人は前立腺がんの『がんもどき』が見つかります。
子宮がん検診や乳がん検診で見つかる自覚症状のないがんも同様ですが、見つかると手術になることが多い。
早期発見にもかかわらず、臓器を切り取られ、猛毒である抗がん剤を使われることもあるので、がん検診は受けないのが賢明です。
そもそも、がん検診で科学的に有効と証明されたものはひとつもないのですから。
P.130~
落とし穴・17
早期発見・早期治療で寿命はのびません
がんは見つけ次第すぐに取り除くべきだし、初期の段階で見つけて治療すれば、がん死を予防できるというのが早期発見理論です。
しかし、がんには命を奪う本物のがんとは別に、命を奪わないニセモノのがんがあるのです。
僕は、この無害ながんのことを『がんもどき』と命名しました。
検診を推進する専門家たちは、「初期に見つかればほぼ100%がんは治る」と検診に誘導するけれど、そもそも無害ながんもどきなんだから、そりゃ当たり前だよって話です。
「検診でがんが早く見つかり早期に治療ができたおかげで、再発もなく命を助けてもらった。めでたしめでたし」って喜んでる場合じゃなくて、「ムダに治療されて損した!」って、むしろ怒らなくちゃいけないのです。
人口に占めるがん全体の死亡率は1960年代から今まで変わっていません。
医療は日進月歩で進んでいるのに、がんは依然、日本人の死因のトップに君臨している。
この現実をみれば、早期発見理論の破綻は火を見るよりも明らかですね。
かなり、省略してありますが・・・
健康に長生きするために、知っておくべき
女性の医療の落とし穴
●清潔に すればするほど 免疫落ちる
●不用意にワクチンを打つなかれ!!!
●定期検診は人を不健康にする
●コレステロールに「悪玉」なし
●血圧は高いほうが長生きできる
●骨粗鬆症の薬で骨が折れる
●「とりあえずCT」で、検査被ばく世界一
●早期発見・早期治療で寿命はのびません
●マンモグラフィ検診で増えた乳房切除
●がん検診 やればやるほど 死人が増える
患者よ、がんと闘うな
著者 近藤 誠
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著者 近藤 誠
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医師 近藤 誠
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歯科衛生士クレマチス、50代
クラス会でタマ~に、お会いする同年代の男子にひと言
正解はひとつとは限りませんよ~~~
\(^_^)/
つづく。