
いつか会えるとしてもそれは遠い遠い未来で、それまでを私は生きることになる。最初のときにもっと悲嘆して悲しんでいれば。きっとそんなもしもの話をしても無意味で、私はあなたらが去った後に自分の尻拭いさえままならなくて転んでしまうのだけれど。
あなたらが愛し合って私は生まれた。それだけでいいほど私は強くなかっただけで。色んなひとの言葉を思う。私は少しは前に進めた。少なくとも泣いていい時期に涙を堪えないで済む位には強くなった。泣き虫をやってらんないと次に行けない。もっと早く知りたかった。失う前に。
失ったものの数は思っていた以上に多かったんだ。それでも、私はあなたらが居なくても生きていける。孤独じゃないと知ったから。確かに一人で生きている、けれど。一人ぼっちの世界に差し伸べられた手を見つけることが出来た。私は独りではなかった。
ただこの誕生日が迫る今だけは、敢えて一人になる。
あなたらの死と向き合う為に、進む為には泣かなくてはならない。最初で間違えたから、次は間違えない。悲しくて寂しくて当然だ、愛する家族を亡くしたのだから。
私は自分に言い聞かせるようにお気に入りの曲を流して涙に浸る。
赦してね。
大好きだった。




