こんばんは。コマツです。
今日はバッグの金具について書きます。
革の質感が様々あるように、金属にも質感があります。
薄い板の質感と厚い板を削りだした様な質感では一見しただけで
分かるほど違いがあるんです。
薄い板の金具は安くて作り易いのでしょうが、安っぽい感じです。
特に錠前は鞄の顔になるので、せっかく高級革を使い、良い仕立てを
しても安っぽい錠前をつけただけで魅力のない鞄になってしまうと
おもいます。
バックの金具を扱う業者さんもいくつかありまして、見に行きますが
質感の良い気に入った錠前が無いという状況です。
下の画像の様に、薄い質感 ・ すぐに剥げそうなメッキ
(その他に妙にキンピカやギンピカなども多いです。)
そんな状況なので、私は自分で錠前を作ったりしています。
ですから、ご注文主の希望の形での製作も可能です。
材質は現在、真鍮無垢と925銀無垢で製作しています。
その他の錠前としてはイギリスから仕入れた物を使っておりますが、
剥げて醜くなるクリアーメッキであったり、加工がかなり雑だったり、
薄すぎる箇所があったりするので、分解して再加工しています。
1番上の画像の様な状態から錠前製作スタートです。
その下が925銀と真鍮の錠前製作途中画像です。
今日やっとドイツ製シュリンク革・銀金具仕様のバッグが完成致しました!