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唐招提寺は言わずと知れた奈良時代(八世紀後半)に建立された国宝です。上と真ん中の写真は両方とも、南大門をくぐったところの正面にある金堂を角度を変えて写したもので、創設時の姿を残している貴重な建物です。

 

正面の間口は約4.7mですが、両端へは次第に狭くなっていて、3.3mとなっています。 軒を支える組み物は三手先(みてさき)と呼ばれる形式で、その建立年代を示しているということで、1200年前にこのような立派な御堂が建設されたことは驚嘆に値します。


連子窓から取り入れられた優しい光に照らされる堂内には、中央に本尊・盧舎那仏坐像、右に薬師如来立像、左に千手観音立像などの国宝が並び、天平時代を思わせる厳かな空気が流れています。写真撮影は勿論禁止です。柱と柱の間に吊るされている白地の布がなんとも雅で、その陰から当時の殿上人が今にも現れそうな気がします。

 

広い境内になにやらお花のような形の鉢がありまして、何のためのものなのかは分かりませんでしたが、きっと由緒あるものなのでしょう。幸いこの日は綺麗に晴れていまして、金堂の上に広がる紺碧の空に白い雲がゆっくりと流れていました。