こんにちわShionです!!
Raphael、というバンドを知ってるでしょうか?
もしかしたら、今の若い世代の人たちには少し、聞き馴染みのないバンド名になってしまったかも知れません。
現実に、僕もリアルタイムで経験した訳ではないのです。
僕が音楽というものに触れて、音楽というものをたくさん聴くようになったのは中学生の頃。
色々なところで語っていますが、L'Arc~en~Cielさんがキッカケでした。
そこからは割と一直線に、所謂世間で言うヴィジュアル系の音楽に触れていきました。
その中の一つに、Raphaelがいました。
ギターの華月さんが亡くなったのは氏が19歳の頃。
あまりにも早すぎる死でした。
Raphaelというバンドは、正直な話をすれば好きなバンドの一つ、くらいで、決して特別な思い入れのあるバンドだった訳ではありません。
中学時代にたくさん聴いた音楽のうちの一つ。とても好きだし、衝撃を受けたけれど、そこまでファンの皆さんのように強い思い入れを持って語る事は僕にはできません。
それでも、ある日ふと、20歳になった時の事でしょうか。
当時、よく一緒に音楽を聴いていた友人に唐突にメールを送った事がありました。
「俺たち、華月さんの年齢、超えちゃったんだね」
自分にとって、なんとなく衝撃を受けた事件でした。
華月さんの死そのものではなく、自分が、華月さんの年齢を追い越してしまった、その事実が衝撃だったのです。
天使論 完結編
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この本は、去年華月さんの13回忌に二夜限定で復活を果たしたRaphaelのメンバーさんのインタビューを元に構成された本です。
最近紹介した大槻ケンヂさんのリンダリンダラバーソール同様、これも、音楽に携わっている仲間達みんなに読んでもらいたいと思う本です。
最近、こういった本を読んで、涙が止まらなくなってしまうのが、きっと自分自身が音楽というものに深く触れるにつれ、見えてきたものがたくさんあるからなのでしょう。
ここには、あの復活へ向かうにあたって遺されたメンバーさんがどんな想いでいたかが、かなり赤裸々に語られています。
必ずしも美しい話ばかりではありません。
それでも、たまらなく、美しい。
「癒しの天使」と言われた、Raphaelの軌跡と、奇跡がここには確かに記されていました。
音楽を長く続ければ続けるほど、見たくないものもたくさん見えてきました。
本当は、こんな弱音は人の目に触れるところで書くべきではないのかも知れない。
それでも、ただ音楽を「楽しい、楽しい」だけでやれていた頃には、もう戻る事は出来ない。
僕レベルの人間でも、そう思うくらいには、やはり音楽というものは難しいものです。
もちろん、今自分のやってる活動が楽しくない訳じゃないし、音源を作ったり、メンバーと遊んだり、スタジオやライブで音を奏でるのは純粋に、すごく楽しいよ笑
でも、それだけじゃない部分も、たくさんある。
それを、知らなかった頃には戻れないし、外に向けて音源やライブというもので発信する以上、受け手に様々に受け取られる事を覚悟しなくてはならない。
そうした覚悟の先に、今の僕がある。
そういう事を、改めて見つめ直すキッカケにもなる本です。
そして、この本には、YUKIさんとHIROさんのバンド、riceについても書かれています。
実際、僕もriceの新作音源が出ればチェックはしていたけれど、ライブに行った事もなく、音源が出ていなかった時期は、その存在を忘れてしまっていた事も、失礼ながらあります。
そんな音源が出したくても出せなかった時代の事も、ここには書かれていました。
あの復活から、また若い世代の子達にも、Raphaelさんや、当時のバンドに触れてもらえると良い。
本当に素敵な音楽がそこにはあります。
僕達は、そんな人たちが残した道の上に生きている。
それを、常に自覚しなければいけないし、それを忘れて土足でライブハウスを荒らすような真似はしちゃいけないと思っています。
感想はなんだかうまくまとまりませんが、とにかく、読んでみてほしい本である事は間違いありません。
Clef Doll
Shion