保険の「最低保証利率」のワナ | あなたの保険大丈夫ですか?将来の年金支給額知ってますか?直ぐに計算出来ますよ

保険の「最低保証利率」のワナ

「最低でも2%、保証されているはずですけど……。違うんですか!?」

 「一般の方のイメージとは違うはずです。2%の場合でも、30年後に解約した場合、それまでに払ったお金より払い戻されるお金の方が少ないですから」

 「積立利率変動型」というタイプの「終身保険」に加入されているお客様との面談時に、よくあるやり取りです。

 人は例外なく死ぬので、終身保険は「いつか必ず保険金の支払いが発生する」ことになる保険です。

 そこで、お客様に今日や明日にでも万が一のことがあった場合に保険金を支払うためのお金とは別に、将来の保険金支払いに備えるためのお金も積み立てていく仕組みになっています。

 冒頭の会話は、その「積み立て部分の利率」として、最低2%を保証している商品についてのものです。積立利率変動型の終身保険は、「最低ラインは決めておいて、金利が高くなれば、積立利率も高くしましょう」ということなので、低金利が続く時代に対応した工夫が評価できる保険だと思います。

 ただ、私が知る限り、その「最低保証利率」について、正しく理解されているお客様はほとんどいらっしゃいません。定期預金の利率のように認識されている方が多いのです。明らかな誤解です。「保険料の一部が一定の利率で運用される」のです。保険なので、今日・明日の万が一に備えるために必要なお金は、積み立て部分には回りません。

 さらに、営業担当者・代理店・保険会社の収益になるお金もあります。あいにく保険会社は、保険料の内訳を明らかにしていないので、収益部分を把握する方法はありません。それでも、ヒント(?)はあります。提案書や保険証券には、契約後の経過年数に応じて、解約時に払い戻しされる「解約返戻金」の額が表記されています。注目して頂きたいのは1年後の金額です。ゼロに近いことが多いのです。