保険はなぜ手数料が開示されないのか
「自社の取り分については見て見ぬふりするつもりか?」。ある保険会社のホームページで、保険の仕組みを解説しているページを読みながら感じています。そこでは、料理教室での出来事が例え話として取り上げられています。
「100人の生徒がいる教室では、年間10枚くらい皿を割ってしまう。1枚3000円の皿であれば、皿を割った人が、そのつど全額を弁償するのではなく、10枚分のお金、つまり3万円を全員で分担する仕組みを作ろう。1人300円ならば負担にならないではないか」と考えたAさんが、会員を説得し賛同を得るという話です。
わかりやすい例だと思います。生徒さんたちが出し合うお金が、お客様が負担する保険料(掛け金)に相当します。割れた皿の代金が、保険会社から支払われる保険金だというわけです。
そして、多くの人が少しずつお金を出し合って作った「共有の準備財産」から、仲間に万が一のことがあった場合に、残された家族にまとまったお金を出して経済的に助け合う「1人は万人のために、万人は1人のために」それが生命保険の基本精神であると、まとめられています。
流れも自然で、うまい説明だと感じます。しかし、1点、引っかかることがあります。共有の準備財産(以下、共有財産)を作り、管理するために必要になるはずのお金について、触れられていないからです。
料理教室の例を引いている保険会社には、代表取締役6人、取締役12人、監査役6人、執行役員18人がいます。役員退職慰労引当金の額は、2010年度末現在で50億円を超えています。料理教室の話では、共有財産のすべてが割れた皿を補充するために使われることになっていますが、現実の保険の仕組みは、そこまで単純ではなく、相当額の人件費などが共有財産の中で準備されたりしているわけです。
こうした事実は、保険の仕組みを説明する際、省略していいことでしょうか? 私は、割れた皿を補充する以外の目的で使われるお金について、明らかにされないのは不自然な気がします。
「100人の生徒がいる教室では、年間10枚くらい皿を割ってしまう。1枚3000円の皿であれば、皿を割った人が、そのつど全額を弁償するのではなく、10枚分のお金、つまり3万円を全員で分担する仕組みを作ろう。1人300円ならば負担にならないではないか」と考えたAさんが、会員を説得し賛同を得るという話です。
わかりやすい例だと思います。生徒さんたちが出し合うお金が、お客様が負担する保険料(掛け金)に相当します。割れた皿の代金が、保険会社から支払われる保険金だというわけです。
そして、多くの人が少しずつお金を出し合って作った「共有の準備財産」から、仲間に万が一のことがあった場合に、残された家族にまとまったお金を出して経済的に助け合う「1人は万人のために、万人は1人のために」それが生命保険の基本精神であると、まとめられています。
流れも自然で、うまい説明だと感じます。しかし、1点、引っかかることがあります。共有の準備財産(以下、共有財産)を作り、管理するために必要になるはずのお金について、触れられていないからです。
料理教室の例を引いている保険会社には、代表取締役6人、取締役12人、監査役6人、執行役員18人がいます。役員退職慰労引当金の額は、2010年度末現在で50億円を超えています。料理教室の話では、共有財産のすべてが割れた皿を補充するために使われることになっていますが、現実の保険の仕組みは、そこまで単純ではなく、相当額の人件費などが共有財産の中で準備されたりしているわけです。
こうした事実は、保険の仕組みを説明する際、省略していいことでしょうか? 私は、割れた皿を補充する以外の目的で使われるお金について、明らかにされないのは不自然な気がします。