脱原発派の鉢呂吉雄経産相の辞任会見で現在のメディア事情を象徴する出来事 | あなたの保険大丈夫ですか?将来の年金支給額知ってますか?直ぐに計算出来ますよ

 脱原発派の鉢呂吉雄経産相の辞任会見で現在のメディア事情を象徴する出来事

 脱原発派の鉢呂吉雄経産相の辞任会見(9月11日)で大手通信社の記者が、大臣にヤクザ言葉を浴びせた出来事は、現在のメディア事情を象徴する出来事でした。
 世論に与える影響力(と自分だけで思い込んでいる)をカサに、辞めていく大臣に対して脅迫まがいの口調で回答を迫る。同業者として恥ずかしかったし、人間としても許せませんでした。私が彼を一喝する光景はインターネットでたちまち日本中に流れました。
 彼の所属する通信社には抗議の電話が殺到し、彼は上司と共に鉢呂前大臣のもとに謝罪に行かざるを得なくなりました。ネット時代でなければ、暴言は問題にされることもなかったでしょう。一国の大臣が自らの出処進退を語る場さえ、記者クラブに支配されているのです。国民が知るべき政策の問題点なども、こうして闇に葬られてきたのでしょう。
 ネットの発達でメディアは新聞・テレビ・通信社のワイヤーだけでなくなったのですが、記者クラブは旧態依然で環境の変化に対応できていないようです。彼らが記者会見の主催権を持つ限り、フリーランスも彼らのルールに従わなければなりません。
 暴言記者を一喝した私に真っ先にクレームをつけてきたのは、記者クラブではなくフリーランスの記者でした。彼はエネルギー問題などの経産省ネタを取材執筆し、生活しています。「田中さんがあんなことをするとフリー全体が締め出しを食う」、彼はさも迷惑そうに語りました。ここに記者クラブ問題の根深さがあります。
 陸山会事件の判決が暗示するように、記者クラブの目障りになると思わぬ落とし穴に嵌められます。フリーランスがすべて正しいとは限りません。私なんて間違いだらけです。それでも今、日本が置かれた閉塞状況を打破するには、フリーが頑張るしかありません。
 皆様の引き続いてのご支援をお願いするしだいです。
          2011年(平成23年)9月30日
田中龍作