小曽根真 60th Birthday Solo OZONE 60 Classic ✕ Jazz レクチャー&コンサート in 鳥栖
佐賀県の鳥栖市民文化会館 大ホールでおこなわれた小曽根真さんのピアノソロコンサートに行ってまいりました🎵🎹
レクチャー&コンサートという珍しい二部構成だったのですが、めっちゃ良かったです😃🍀❗️
というわけで一部はレクチャーでした
このレクチャーは関東ではお馴染みらしいんですが九州では鳥栖だけだそうです。嬉しいなあ😃💕
演奏を交えながら小曽根さんがクラシックとジャズの魅力を語るんですけども、音楽は挨拶や会話と同じで感情を表すものであるということを身振り手振りで説明されたり、あとはジャズの「揺らぎ」についての解説が面白かったですねー
「揺らぎ」って何だ?!
グルーヴってことですかね。
左手の伴奏に対して右手の旋律やアドリブを若干前のめりに弾いたり遅らせたりすることでサウンドがクネクネ揺らいで感じるんですよね。このクネクネによってワクワク感が生まれる過程を演奏しながら語られました
専門用語が出てきたりしたので私が演奏できる人間ならもっと詳しく説明できるんでしょうけどこれ以上は無理😅💦
私はこの「揺らぎ」という言葉がとても印象に残りまして、レクチャーを受けながら頭の中では何故か映画の脚本に当てはめていました。どこか通じるものがあるなって☺️
パルス通りではないからこそ人間らしさが出るということ。
揺らぎ。
物語は真っ直ぐよりジグザグに進むほうが良いとその昔伊丹十三さんが自身の著書(「大病人日記」だったかな)の中で語っていたことを思い出したり。新鮮でした🍀
二部のソロピアノは最新アルバムを中心に演奏されましたけども
圧巻でした❗️❗️
もちろんテクニカルではあるけど、それより私が感じたのは小曽根さんの今の気持ちや想いでした。
中村哲さんに影響を受けて作曲されたものや、今年2月に亡くなられたチック・コリアさんの曲を取り上げたり子守唄から着想を得て作った曲であったり。。
それと昨年自宅から53回続けたライブ配信で感じられたリスナーへの感謝と祈り。
このライブ配信はkohさんのブログで知り私も何度か見ました。
温かさと和み、そして有り難みを感じる素晴らしい演奏と、コンポーザーとしてのセンスの良さをあらためて知りました
終演後、ロビーの物販コーナーでCDを購入したらチック・コリアさんと撮られたサイン入りポストカードを戴きました☺️✨
アンコールのあと客席に向かって何度も何度もお辞儀された小曽根さんの姿が脳裏に焼き付きました。
CDを聴きながらコンサートの余韻に浸りたいと思います
小曽根さんの想いが伝わる素敵なコンサートでした😃🎶