クラリネット奏者 関根悠乎サンのCD発売記念コンサートを観るため上京してました(^-^)
コンサートについてはじっくり語りたいのでその話は後日にするとして、帰る直前にこの映画を観ました。
話題のケン・ローチ監督最新作
『家族を想うとき』です。
トシさんが新宿武蔵野館は字幕が読みづらいとおっしゃっていたので私はヒューマントラスト有楽町で鑑賞させていただきました。
キャパ的にもちょうどよかったデス(^-^)
家族を養うために一生懸命働く一組の夫婦。
無意識的にもそれによって引き起こされる子供たちへの精神的な影響。
仕事はますます過酷な労働を強いられ夫婦間はぎくしゃくし、父と息子の喧嘩は絶えず家族はボロボロになっていく。
これ以上どうしていいかわからないという極限の状態に至るまでの姿を淡々と追った映画です。
その背景には理不尽な社会のシステムがあります。
すでにたくさんのブロガーさんがこの作品を称賛されてますのであらためて私が語るまでもないのですが、どうにも居たたまれない気持ちが溢れてきて(いま新幹線の中ですが)書かずにおれなくなりました。
いや、他人事ではないですよ。職種は違えど似たような状況が今の日本にもたくさんあると思います。セブンイレブンの本部とオーナーの関係なんかもそのひとつですよね。
実のところ、最後まで通して観るには辛い映画です。辛い状況が続きます。
でもなぜ引き込まれるのか。
リアルに描かれてるからなんだと思います。
わるい状況から早く抜け出しなんとか持ち直してほしい。
それを願うしかないのですよ。
12:30の回を観ようとしたんですけど12時に行ったら最前列と2列目しか空いてなかったので次の回にしました。
14:30の回もほぼ満席。若い人もけっこういて、涙を拭う姿があちこちで見受けられました。
あの父親の最後の行動は無謀です。
でも誰がそうさせたのでしょう。
他人事ではないです。