途中、雲や霧が立ちのぼる兵庫県丹波地方を通過し・・・
青空の広がる舞鶴若狭自動車道を使い、北陸を目指します。
北陸道を通り、石川県金沢市に着いたのは、午前11時過ぎ。
宿泊ホテルはチェックイン時間前でしたが、
ホテルの駐車場に無料で駐車することができたので、
車を置いて移動することにしました。
まずは徒歩で金沢駅を目指します。
金沢駅は「世界で最も美しい鉄道駅」の一つに選ばれた駅です。
初めて訪れましたが、その巨大さ、建築の独特さ、
全てを含めた美しさに感動しました。
凱旋門のような建造物の下から見てみると、思ったよりも巨大で圧巻されます。
骨組みなどもスゴイですね。
そして駅舎へと続く天井は、
日本にはない、ヨーロッパの鉄道駅を思わせるような構造です。
また雪の多い地域性を考えてのことだと思いますが、
広場はガラス天井で覆われており、雪が降っても支障がないよう配慮されていました。
その後、バスで向かったのは、
東山にある茶屋街です。
テレビでもたくさん紹介される名所だけあって、
観光客や修学旅行の学生による人混みでいっぱいです。
江戸時代を思わせる昔ながらの家屋群。
庇がかなり狭くなっているのは、雪対策なのでしょうか?
居住宅のように見えますが、
お店にしているところもあります。
しかし、あまり目立った装飾はされおらず、
「本当にお店かどうか分からない」ような控えめな印象がしました。
約1時間ほど滞在したのち、
茶屋町を離れました。
次に移動したのは兼六園。
日本三大庭園の一つです。
茶屋町から徒歩20分。
10月中旬でしたが暑い日で汗をかきながら、
最後の坂を上ります。
兼六園の中に入ると、
そこには美しい庭園が広がっていました。
日本三大庭園と呼ばれるだけあって、
確かに美しいです。
しかも、思っていたよりも広い敷地。
以前、香川の栗林公園に行ったのですが、
思っていたよりも狭い庭園だったので、兼六園も同じくらいの広さかな、
と思っていました。
しかし、はるかに、兼六園の方が広く、しかも美しいと感じました。
池も広々としており、
ゆったりとした気持ちになります。
変わった枝振りの松もありした。
置かれている石の配置も何か意味があるのでしょうか。
平たい石を継いでできている珍しい石橋もありました。
「雁行橋」という名の橋で、亀の甲の形をしているので、
亀甲橋とも呼ばれるいるという看板がありました。
他にも多数の池や川があり、
きちんと植栽整理がされています。
変わった灯籠があったり、
仏像らしきものもあったり、
変わった枝の形をした松もありました。
中秋を思わせる陽光が庭園の木々や池の水面を照らします。
そして、金沢という地にいる、ということが旅愁を感じさせます。
木漏れ日が池を照らしています。
観光客が多いにもかかわらず、
なぜか静寂さを感じさせる庭園です。
ふと、一人でいる寂しさみたいなものを感じさせるくらいです。
人工で造られた庭園であるはずなのに、
あたかも自然でできているような造りです。
そして、風などの自然によって変形したのでしょうか、
くねくねと斜め方向に、散策路を跨いで伸びる松もあります。
松の木の下から空を見上げます。
人と同じように、松も秋の青空が気持ちよく感じているのかな、
と思いました。
あまりにも立派な庭園だったため、
予定していた滞在時間を大幅にオーバーしてしまいました。
兼六園を後にして、バスで次の場所へと向かいます。
向かった先は「近江町市場」。
「金沢市民の台所」と言われるだけあって、
鮮魚を扱うお店や飲食店がたくさんあります。
天井のアーケードを見ると、
京都の錦市場に似ているな、と感じました。
小京都だから京都を模したのかな。。。
でも京都の錦市場よりは道幅は広いです。
京都の錦市場は道幅が狭いので、
行き交うおうにも人とぶつかってしまうくらいですから。
残念ながら、すでに15時半近くだったため、
ほとんどのお店が店じまいを始めていました。
昼食を食べていないので、
ここで食べようと思っていたのですが計画中止です。
どこかで昼食を食べよう、と思って調べたところ、
16時に開店するおでん屋さんを見つけました。
ここから歩いて行ける距離なので、
徒歩で進みます。
途中の街角で古いポスターが掲げられていました。
懐かしいな・・・
16時に目的のおでん屋さんに着くと・・・
残念ながら予約でいっぱいとのこと。
仕方なく、別のお店を見つけて、
そのお店を目指します。
途中、再び金沢駅前を通過しました。
横断歩道の真ん中から、真正面に金沢駅を撮影することができました。
やはり、造形的に面白い駅ですね。
こうして、北陸・信州の旅、初日、お昼の金沢観光は終わりました。
この後は、いよいよ金沢の居酒屋へと出撃です。
金沢で泊まることも、居酒屋へ行くことも初めての経験です。
「ちむどんどん」しながら、居酒屋を目指すのでした。
つづく。
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