3月の最終日曜日。
晴天に恵まれたこの日は、
奥出雲町へと出かけました。
 
奥出雲町は島根県の東南にあり、
中国山地の山間にある町です。
 
近年は、奥出雲ソバが有名で、
山陽からも多くのソバを食べに来る観光客が多く訪れます。
 
しかし、
この奥出雲町にはもう一つ有名な場所があります。
それは「奥出雲多根自然博物館」。
 
宿泊のできる博物館として人気なのです。
 

 

今回、奥出雲を訪れたのは、

この自然博物館を訪れるため・・・

ではなく、長者の湯を訪れるのが目的です。

朝9時半に到着。

開館は10時なので、駐車場で待っていました。

 

門をくぐると、枯山水のような中庭が現れます。

 

 

9時45分くらいに施設の前に様子を伺いに行くと・・・

 

 

開館まえなのに、中へ入れてくれました。

温泉自体は10時からなのでまだ入れませんが、

「中で待っていいよ」と言ってくれ、中の休憩所に入れてくれたのです。

温風ヒータまで漬けてくれました。

前から思っていたのですが、奥出雲の人って、親切で優しい方が多いです。

 

休憩所には、たくさんのひな人形が飾られていました。

 

神話・出雲の地らしく、

神社を形をしたひな壇に飾られている人形もありました。

 

中にはビードロのようなキジらしき鳥のオブジェもありました。

 

写真や手芸品も飾られており、

温泉の入浴時間まで十分に楽しませていただきました。

 

午前10時。

いよいよ温泉の開館時間です。

施設の奥へと向かい、温泉の暖簾をくぐります。

image

 

脱衣場はこぢんまりとしていますが、

キレイに掃除もされており、清潔です。

 

いよいよ浴室へと進むと・・・

浴室も、こぢんまりとしています。

恐らく、5人くらいまでしか入浴はできないでしょう。

 

洗い場も6人程度のシャワーしかありません。

 

天井を見ると、

大きな梁が見える昔風の趣を感じさせます。

 

浴槽に入り、

窓の外を見ると、露天風呂があるようです。

 

露天風呂へは、浴室のドアを開けて外に出ると、

庇のついた屋根づたいに進むとあります。

 

浴室と同様、あまり広い浴槽ではありません。

4~5人も入るのが精一杯でしょう。

 

 

 

狭いですけど、やはり露天風呂の良さは外の景色。

青空を眺めながら、ゆっくりと湯船に浸かることの心地よさは

たまりません。

 

生け垣で見にくいですが、

山々も見えます。

 

約1時間ほど入浴したのち、

風呂から上がりました。

脱衣場の洗面台は3台あり、

それぞれドライヤーを利用することができます。

 

湯上がりにのどが渇いた方向けに、

無料の飲料水も用意されていました。

 

温泉成分表です。

アルカリ性の泉質ということで、

ヌルヌルした感じでした。

 

休憩所へ再び戻り、しばし休憩。

 

雛飾りを見ながら、しばし寛いでいました。

 

奥出雲町にある「長者の湯」。

こぢんまりとした温泉で、地元の方向けの温泉だといえます。

しかし、食堂もあり、かつ施設の職員の方の心遣いが非常に暖かく、

温泉とともに心も暖まるものでした。

 

JAF割引が効き、お得感もありますので、

今後も是非利用したいと思いました。