令和3年11月のある日曜日。
地図好きの私が、
google mapをとりとめなく見ていたときでした。
島根県出雲市付近の地図に、
いままで知らなかった神社名がgoogle mapの画面上に表示されているのを発見!
神社名は「立石神社」。
読み方は「たていし」ではなく、
「たていわ」と読むようです。
 

 
最近、島根半島四十二浦巡りをしており、
神社に興味を持っていることもあり、
参詣することにしました。
 
宍道湖北岸の国道431号線を通り、
旧・平田市付近から日本海のある北へと進みます。
参道を通り、ナビが示した地点に到着すると・・・
 
小さい看板があるのみ。
駐車場もなく、道ばたへと駐車するような場所でした。
 
どうやら道路脇の山道を通って行かないといけないようです。
しかし、「立石神社」と書かれた小さな看板のみ。
不安に駆られながら、山道を進みます。
 
看板があるからすぐ近くだろう、
と思っていたのですが、山道は先へ先へと続きます。
 
周りはうっそうとした生い茂った木々のみ。
 
風で倒れたであろう竹藪もあります。
 
約15分くらい歩いたでしょうか。
それまでは木々に覆われて暗かったところに、
木々の間から陽の光が差し込み、明るく輝いている場所に着きました。
 
神秘的な空気が漂っています。
 
そして、この陽の当たる場所から少し先に、
目当てとなる立石神社があったのでした。
 
祠のような建物は何もありません。
磐座(ばんざ)と呼ばれる自然崇拝の神社です。
 
注連縄(しめ縄)の先には大きな岩が鎮座しています。
 
こちらが神さまが降臨されている岩だと思います。
静謐で神秘的な空気が漂っています。
畏怖の念さえ感じます。
 
二礼二拍一礼のご挨拶をし、あらためてお岩やしめ縄を見ていると、
ふと緑色のものがみえます。
 
近寄ってみると・・・
なんと・・・
紙垂(しで)の中に、モリアオガエルが居ました。
モリアオガエルは天然記念物で、
泡状の卵を産む、珍しいカエルです。
 
古の磐座の神社に、天然記念物のモリアオガエル。。。
この組み合わせの素晴らしさに感動してしまいました。
 
約20分近く滞在後、
駐車場(道路端)へと帰ります。
行きで来た土の道を再び歩いて引き返します。
 
駐車場(道路端)に何やら看板を発見。

こちらの看板には、立石神社の由緒、由来などが説明されています。

看板近くには、
祠のような、小さな建造物があります。
百葉箱くらいの大きさです。

扉を開けると、
神社のスタンプがありました。
御朱印帳を持参していたので押印しました。

スタンプ以外にも、
神社を紹介する、無人販売のDVDも置かれていました。

立石神社は無人で、祠のない神社ですが、 

パワースポットの神社として知る人ぞ知る神社みたいです。

この日も我々のほかに、

広島ナンバーのクルマで来た夫婦や、

地元タクシーを利用して来た京都の男性がいらっしゃいました。

 

 実際に、

この神社では不浄のものを受け付けない清浄な空気があり、

私の心も清まったように感じました。


近隣にある出雲大社や日御碕神社は有名ですが、

立石神社も是非訪れるべき神社だと思います。