2021年10月18日(月)の早朝。
この日、北海道を目指して、自宅を出ます。
時刻は朝6時。出発の地となる広島空港を目指します。
今回の旅、単に北海道へ行くだけでなく、
「挽回」を目的とした旅でもあります。
2019年9月、今回同様、私は北海道6日間の旅をしました。
北海道という、おそらく人生において2回か3回程度しか旅行に行けない、本来なら贅沢な旅行でありながら、その時の旅行は最低の内容でした。
まず出発前には台風が到来して広島空港から乗る予定の飛行機が欠航、慌てて前日の便に振り替え「これから出発」という段に、自分の勤務する「会社の部下の親が亡くなった」という悲報の電話。
「旅行を中止しよう」とも考えましたが、ツアー旅行として予約していたため中止にすると多額のキャンセル料金が発生することもあり、旅行を決行しました。
しかし、不幸はこれだけで終わりではなかったのです。
前日の便で経由地となる東京で一泊し、翌日ホテル近くの電車に乗り羽田空港まで行こうとしたら、台風の影響により電車がのろのろ運転で大幅に遅延し「飛行機に乗り遅れるかもしれない」という状況になったです。
「運がついてないなぁ・・・」
という落ち込み感から始まった旅は、更に不幸の追い撃ちをかけるのです。
そうした前回のトラウトを抱えながら、旅行に出発する日を迎えました。
朝5時に起床、準備をして6時に出発。
広島空港には8時半に着きました。
保有するクレジットカードの優待施設であるラウンジで一時間ほど休憩したのち、搭乗口へと向かいました。
すでに飛行機の離陸準備はできているようです。
搭乗し機内に入ると中はガラガラ。
まだGotoトラベルが始まってないので仕方ないかもしれませんね。
10時35分に離陸。瀬戸内海の海を下に北海道へと向かいます。

12時20分、新千歳空港に到着。
千歳空港に到着後、レンタカーを借りていよいよ北海道内の旅へと出発します。
時間は13時半。
まず向かってのはレンタカー会社近くの「北海道まるごと市場」。
なぜここに来たかというと・・・
390円のラーメンを食べるため。
店内は簡素な食堂。
三組ほどの客がいました。
こちらが、390円の塩ラーメン。
澄んだスープであっさりしたお味。
北海道らしく熱々で、味も390円とは思えないほどです。
こちらはツレが注文した醤油ラーメン。
北海道まるごと市場を出ると、
支笏湖方面へ向かいました。
10月の下旬のため、木々も少し色づいていました。
北海道の風景らしい一本道の並木が続きます
支笏湖は雲に覆われた空の下に現れました。
遠くには晴れ間が見え、空が輝いていました。
ズームアップして見ると、
薄明光線が見えました。
天使の階段、天使の梯子とも呼ばれますね。
天気が悪くて少々落ち込み気味の旅のスタートでしたが、
少し心も晴れてきました。
湖の右側には山が見えます。
再びズームしてみると、うっすらと雪化粧が見えます。
そして、奥の山にも同じく雪化粧が見えます。
10月の中旬という時期に雪を眺めることになるとは思いませんでした。
例年よりも2週間早いそうです。
もう少し支笏湖でゆっくりしたかったのですが、
この日宿泊予定の苫小牧へと行かねばなりません。
苫小牧へは支笏湖から南へ約35キロ。
原野の中を走る国道276号線を走り、苫小牧に着いたのは16時前。
着いたのはホテルではなく、「ぷらっとみなと市場」。
海鮮丼などの食堂が集まる市場です。
観光地としても有名で、土日などは駐車場が満杯となり、
有名店は順番待ちの行列ができるほどです。
ところが・・・
あいにく16時までと閉店までの時間が迫っていること、
またこの日の悪天候により店も活気がないこともあり、
中に入ることは諦めました。
ツレはいくら丼を食べたがっていたので、少々残念でした。
道を挟んだ市場の対面には大きな看板を掲げたお店もありました。
苫小牧の名物であるホッキも提供するお店のようです。
こちらもすでに閉店している様子です。
そして、この日は苫小牧泊。
きっと夜の居酒屋で美味しい魚介類は食べることができるはず
という期待を持ちながら、ホテルへと向かうのでした。
つづく。
高知県好きがおすすめのする高知の特産物です