所領通行止めと書かれた看板近くにクルマを駐車します。![]()
ここからは「鬼の下震」へは歩いて行くことになります。
その入り口の横にお目当ての蕎麦屋があります。
お店の前には顔出し看板があり、記念にパチリ。![]()
お店の中はこんな感じ↓
民芸品がたくさん置かれており、
雰囲気が良さそうなので、蕎麦への期待が高まります。![]()
お品書きを見ると・・・
割子蕎麦700円。安い!
近年、蕎麦の値段は高騰しており、
800円から1,000円以上もします。
せっかく奥出雲へ来たわけですから、迷わず割子蕎麦を注文しました。
蕎麦が来るまで店内を物色。
与謝野鉄幹と与謝野晶子について説明文が掲げられていました。
どうやらここ「鬼の下震」を題材として短歌を詠んだようですね。![]()
こちらが与謝野鉄幹でしょうか?
蕎麦が来ない間に、ツレはおにぎりを注文。
塩おにぎりです。
店内にいたおばあさんが作られたおにぎり、
さぞかし美味しいだろうと期待して食べたら・・・・
普通の味でした。![]()
そうして、しばらくしたら割子蕎麦が届きました。
見た目、美味しそうです。
期待して食べてみると・・・
「ま・ず・い・・・」![]()
思わず「太陽に吠えろ」の「なんじゃ、こりゃ~」を叫びそうになる不味さです。
ツルツルとした麺で、
近くのスーパーで売っているような安っぽい麺です。
打ち立てでもなく、
あきらかに袋麺で作ったような味の蕎麦でした。![]()
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蕎麦店マップに紹介するのだから、
美味しいお店ばかりだろう、と思っていたのですが、てんで期待外れ。![]()
怒りは蕎麦の麺だけではありません。
薬味に入っていたショウガ。
割子蕎麦にショウガが載っているのははじめてでしたが、
まったく蕎麦に合っていません。
不味い蕎麦を余計に不味くする薬味でした。![]()
たとえ700円という安い蕎麦であったとしても、
値段以上に不味いものを食べさせられたという悔しさが残ります。
このまま不味い蕎麦を食べて帰ることはできない、
と思い、別の蕎麦屋を目指します。![]()
行った先は、
すでに何回か訪れた「古民家 暖々」。
幸いに、
それほど遠くなく、30分ほどで着きました。
すでに品切れかな、と心配でしたが、
行って見ると営業中となっています。![]()
駐車場でクルマを降り、
るんるん気分の弾む心でお店への小道を歩いて行きます。
2,3分で現れた古い建物。
トタン屋根だけみると掘っ立て小屋のようにも見えます。
中門を通り、
お店の前へと到着。
中は薄暗いながらもレトロ感を感じさせる古民家そのもののお部屋です。
足の悪い方でも訪れることができるように、
テーブル、椅子席も用意されている優しさ。![]()
もちろん、畳みに座って、ゆっくりすることも可能です。
お品書きです。
割子そば800円。
先ほどのお店よりも高いですが、味が違います。![]()
玄関と対になったお部屋では、
ご主人が注文した割子蕎麦を作っています。
待つこと約10分。
割子蕎麦が出来上がりました。![]()
蕎麦麺はツルツルではなく、
明らかに手打ちで作られた麺です。
薬味もショウガは付いていませんが、
削り節やもみじおろしが付いています。
蕎麦の近影です。
打ち立ての蕎麦であることが実感できるでしょうか。
本物の出雲蕎麦は、
のどごしを楽しむという信州蕎麦とは違い、
「蕎麦を食べる」という感じです。
そば粉は、二八もあれば十割もあり、
そのお店によって食感もコシも太さも異なっています。
一軒目の蕎麦が不味かったために不快が思いをしましたが、
二件目の蕎麦で挽回できました。
これで満足して帰宅することができます。![]()
まさか不味い出雲蕎麦のお店があるとは思ってもいませんでした。
今、思い出しましたが、
奥出雲には10割蕎麦と偽ってつなぎを入れていた蕎麦屋が新聞報道されていました。
今後、蕎麦屋を訪れる際は、
google mapなどの情報も加味したいと思います。![]()
◆「古民家 暖々」
高知県好きがおすすめのする高知の特産物です

























