以前、島根県江津市にある「有福温泉」(ありふくおんせん)を
ブログ記事で紹介したところ、結構好評で質問などもありましたので、
今回、再び取り上げます。
再び取り上げので、前回よりもっと詳細に紹介したいと思います。
 
有福温泉があるのは、島根県西部・江津市の山あいにあります。
日帰り入浴施設のほか、旅館も数件建っています。
 
かつては賑わっていましたが、近年は少々廃れた感があります。
しかし、旅館では山陰名物「ノドグロ」を使った料理や、
浜田港から水揚げされる魚介料理などが好評のようで、
宿泊料が高いにもかかわらず訪れるお客さんが多く、
またその評価も高いようです。

 
私は旅館に泊まるほど裕福ではないので(貧乏)、
日帰り入浴施設を利用します。
施設の下にある駐車場へクルマを停めます。
 
駐車場の脇にある「恵比寿さん」を思わせる顔の行灯がユニークです。
 
目的の入浴施設は「御前湯」。
駐車場から階段で上がらなければなりません。
 
階段を上がり始めたそのとき、
ふと下を見ると、「やよい湯」と書かれた建物があります。
 
どうやらこちらも入浴施設のようです。
 
興味が沸いたので、少しのぞき見してみました。
 
玄関前には「公衆浴場」と書かれており、
男湯と女湯と分かれた入り口があります。
 
玄関を入ってみると・・・
番台らしきものがありました。
が、係員らしきヒトはいません。
料金箱があるので、勝手に料金を払って入れ、ということなのでしょう。
 
入ろうかな、とも思いましたが、
少々怖い感じもしたので、当初の目的どおり「御前湯」を目指します。
階段とスロープの入り交じった道を進んで行きます。
 
駐車場から約5分。
こちらが御前湯のロビーです。
レトロ感のある番台が真ん中に設置されています。
ちなみに自販機で入湯券を買う方式です。
 
幸い入浴客がいなかったので、
写真撮影を決行。
こちらが上がり場です。
コイン式ロッカーが設置されているので防犯対策はばっちりです。
 
そしてこちらが浴室。
レトロ感ばっちりでしょう。
 
窓枠はアーチ型。
ローマ風呂を感じさせます。
そして浴槽の真ん中には小さな塔が設置されています。
 
この小さな塔から温泉が排出されているのです。
泉質はヌルヌル感がいっぱい。
お肌に良い泉質です。
 
天井です。
一段高くなっており、ここからお湯の蒸気を逃しているのでしょう。
 
浴室に窓があるので外を見ると・・・
なんと丸見えでした。
ちょうど通りかかった女性がいて、
裸を見られてしまいました。
相手の女性もバツが悪そうな顔をして、
すぐに顔を背けましたが・・・
 
今後は気をつけないといけません。
 
風呂を出ると、二階に上がる階段があります。
 
階段を上がると、吹き抜けとなっており、
最初に通った番台が上から眺められます。
 
そして、その先には畳の敷かれた休憩室がありました。

 

この休憩室もレトロ感が満載!

天井の照明には年季を感じさせます。

 

窓も浴室と同様アーチ型。

そして、壁には写真が飾られています。

 

昔の有福温泉の写真のようです。

女風呂の写真ですが・・・

 

う~ん・・・

すでに時代を重ねているでしょうから大丈夫だと思いますが、

肖像権の問題もあるのでネットに載せて大丈夫でしょうか・・・

 

こちらはバスの写真のようです。

 

なぜか、こちらも女性がたくさん乗っている写真です。

 
先ほど昇ってきた階段でしょうか?
一人の女性が階段脇の水を飲んでいる写真です。

 

浴衣を着ているので旅館の泊まり客でしょうか?

色っぽい雰囲気がありますね。。。

 

その他、温泉街の町の写真もたくさん飾られていました。

 

昭和30年頃の写真と書かれています。

まさに「三丁目の夕日」時代ですね。

 

 
旅芸人一座でしょうか?
なんだか昔の「男はつらいよ!」の寅さんが出てきそうな雰囲気です。

 

 

ゆったりと写真を見ながらくつろぎます。

扇風機は一台、外は暑かったですが、

中はそれほど暑くなく、この扇風機で涼むことができました。

 

 

ゆったりとした時間が流れる、島根県の石見地方。

 

観光名所は少ないけど、空や海の青さ、

そして「ゆったりとした時の流れ」は

四万十のある高知県幡多地方にそっくりでした。。。