古民家カフェ「土佐水木」を出た私たちが向かった先は、
高知市にある居酒屋「黒尊」。
高知市内で有名な、予約の取りにくいと評判のお店です。
帯屋町のアーケード街を通って向かいます。
「黒尊」と書かれています。
ご主人と女将さん、店員さんの3人でまかなっているようです。
予約していたので、カウンター奥の席に案内されました。
まずは、ビールを注文。
ただし、生ビールはなく、瓶ビール、しかもサッポロのみでした。
最初に来た料理はチチコ。カツオの心臓を煮た料理です。
しかし、一人一皿と思っていたら、なんと二人で一皿。。。
ちょっと少ないのでは・・・
刺身の盛り合わせです。
しかし・・・
ヒラメやブリは分かりますが、なぜかホタテやホタルイカの刺身が入っています。
ホタテやホタルイカは高知では獲れないでしょう!
ようやく土佐っぽくなりましたが、身が厚すぎでした。
このお店のやり方かもしれませんが、あまりにも厚すぎます。
厚くしてもよいですが、口に入りやすい程度の厚さにすべきです。
ただし、お酒は「美丈夫」のみです(私が最も好きな日本酒です。)
美丈夫にもいろいろな銘柄があるので、私は「しずく媛」を、
ツレは「うすにごり」を別々の銘柄を注文しました。
ところが、女将からこんな言葉が・・・
「二人とも同じ銘柄のものにしてください」
「はぁ????」と思いました。
今回ツレと二人で来たのですが、どうやら飲み物の注文は二人とも同じでないと受け付けないようです。
頑固なお店だとは聞いていましたが、ここは頑固を通すような事柄ではないでしょう!
居酒屋なのに、好きな飲み物を注文できないとは考えられません。
メニューにないものではなく、きちんとメニューに掲載されているのですから、
個々の客それぞれが好きな飲み物を頼めるのが居酒屋だと思います。
正直言って、「むっ!」としましたが、
頑固なお店と聞いているので、ここで機嫌を損ねて高い値段請求をされたら損です。
ぐっとこらえて同じお酒「しずく媛」を注文しました。
「キンメの煮付け」です。
ところが・・・
こちらの料理も二人で一つ。
4貫ほど頼みましたが・・・
これも1貫が二つに切られています。
正直に言って、私たちにはこのお店は「合わない」と思いました。
店主が頑固と聞いていたのですが、
頑固であるべき事柄が私の感覚とは違うと思うからです。
「料理を楽しんで欲しい」から「飲み過ぎの客に注意する」
ということがあるのは分かります。
でも、なぜ同じグループは同じ飲み物しか注文できないのか?
もう一つ、このお店が合わない重要な理由があります。
それは、「新型コロナウイルス感染症対策を行っていないこと」です。
実は、この日、同じカウンターの入り口付近に関西方面から来たお客もいたのですが、
飛沫防止シートもない中、店主と大声で話し合っていたのです。
しかも換気も十分でなく、玄関方面の窓を開けたから、
入り口付近の空気が全部こちらに流れてくることになりました。
まさに三密状態です。
こうした中にいたので気分が悪くなり、1時間ちょっとで退店しました。
ひょっとしたらコロナに感染したかもしれないな・・・と恐れながら。。。
あれから三週間以上経ち、幸いなことに感染はしてませんでした。
でも、今後居酒屋に行く際は、必ず三密対策をしているのか確認して
予約を入れたいと思います。
ちなみに、お会計の値段は13、400円。
一人辺り5,000円の料理と聞いていたので妥当と思われるかもしれません。
でもね。。。
高知へ行って、ホタルイカやホタテの刺身が出てこの値段とは納得いかないんです。
食べログとか見ると、このお店のコメントや評価も高いので、
不満なのは私だけかもしれませんけどね。。。
まあ客を選ぶお店ということなのでしょう。
(つまり私たちは、このお店に似つかわしい客ということです)
今後は、もっとリサーチしてお店を探したいと思います。
高知県好きがおすすめのする高知の特産物です