4月最終週の土曜日。
この日は、田んぼの代掻きのため実家へと戻りました。
先日、父との話し合いで、家を継ぐこととなり、本格的に農業を
学ぶためです。
とはいえ、ほとんどの作業は父が済ませており、私がやったのは1反のみ。
しかも、はじめてのトラクターの運転で左右ジグザグ、水深に応じた
調整もうまくできなかったため、デコボコの田んぼとなってしまいました。
結局、父が改めて作業し直すはめに・・・
トホホの農業デビューでした。
代掻きの作業の後は、トラクターの洗車。
田んぼの泥がこびりついたトラクターは水で洗ってもなかなか落ちず、
約1時間かけ、水まみれ、泥まみれになりながら洗車をしました。
そうした作業を終えると、あっという間に夕方。
田舎の風景に夕暮れが広がります。
実家のある田舎は、いわゆる限界集落と言われる過疎地。
田んぼと山以外には何もありません。
住むには不便かもしれませんが、なんとなくホッとした気分になれます。
一日の農作業の後の夕食は、バーベキューをすることにしました。
納屋の前に延長ケーブルと焚き火台をセットします。
もちろん、炭火も・・・
お肉は島根和牛。
そして、罠をしかけて生け捕ったイノシシのお肉です。
焚き火台に炭を入れ、火を起こします。
炭に火が付いて安定したところに、イノシシ肉を載せます。
生け捕って解体したのち、冷凍保存していたお肉を3時間ほど解凍したものです。
味付けは塩こしょうのみ。
和牛を載せ、ついでにサザエも壺焼きにします。
田舎の夕暮れが深まってきます。
反対側の風景を見ると、まだ日が射しているからでしょうか?
明るく照らされた山が見えます。
空には、お月様も照らし出されました。
約1時間ほどバーベキューをしたのち、持ち帰りのお寿司を用意。
トロ、ウニ、いくらなども入っています。
手前の緑の瓶は八女茶の玉露焼酎。
九州・福岡の酒蔵会社が製造している焼酎で、人気のため品切れとなっている酒屋もあるほどです。
刻一刻と夜は深まります。
空には先ほどのお月様と、その光に照らし出され、流れる曇が見えます。
翌朝。
この日も昨日と同様の晴れ間が広がります。
昨日、代掻きをした田んぼへと行ってみました。
一面、水の張られた田んぼの風景が広がります。
水の張られた田んぼの水面には、太陽と曇が映し出されています。
田んぼの田舎風景いいもんですね。
こちらの風景、映画「天然コケッコー」に出てきた風景に似ています。
映画でも漂っていたゆったりとした雰囲気が広がります。
どこか牧歌的な風景です。
田舎の村落に付きもの?「お地蔵さん」のお堂もありました。
そして村の中にある公園。
つつじも咲き始め、初夏へと向かう雰囲気を漂わせ始めます。
実家から見た風景です。
窓を開けると、心地よい風が部屋の中へと流れ込みました。
じっとしていると、ウトウトと寝てしまいそう・・・
実家から帰る前。
昨夜バーベキューをしたテーブルで珈琲を飲みました。
手製のコーヒーミルで豆をひき、簡易コンロでお湯を沸かします。
初夏に近づく風のもと、美味しい珈琲を飲むことができました。
稲の収穫まで約六ヶ月。
草刈りや水の管理など、これかれも農作業は続きます。
慣れていなけれど、これからも実家を訪れ、農作業を行っていきたいと思います。
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