
北海道旅行3日目。
朝8時過ぎに稚内市のホテルを出発。
日本最北端の宗谷岬を目指します。
国道238号線を北上し、約1時間足らずで到着しました。
宗谷岬です。
日本の最果て、最北端にたどり着いた、というのは、
なんとなく感慨深いものがあります。
近くには間宮林蔵の像もありました。
間宮林蔵は、初めて樺太へ渡り、樺太が島であることを発見した方です。公儀の隠密でもあったそうですね。
ちなみに、樺太とユーラシア大陸の間にある海峡は間宮海峡と呼ばれ、
世界で唯一、日本人名が付けられた海峡名だそうです。
岬から樺太方面を眺めましたが、霞んでいるせいか、島は
見えませんでした。

岬を背にして内陸方面を見ると、灯台らしき建物が見えます。
丘まで車で行けそうなので、行ってみました。
丘から岬を眺めた眺望です。
先ほど居た宗谷岬を一望できるほど、すばらしい眺めです。
岬を背にした内陸側には、洋風らしき建物が見えます。
近影してみると、風車のあるオランダ風の建物が見えました。
ここは外国ではないかと思わせるような錯覚に襲われます。
この辺りは宗谷丘陵と呼ばれる丘だそうで、ウィンドファームや
牧場などがあり、美しい景色が眺められることで有名な場所だそうです。
宗谷丘陵を奥へと進んでいくと、牧場などの広大な景色が見えました。
まさに北海道らしい雄大な風景ですね。
更に地平線へと続くような、一本道を進んでいきます。
小高い丘の道から眺めると、風車が見える風景が見渡せました。
そして、更に車を進めると、突然、白い道が!
「白い貝殻の道」と呼ばれる道路で、帆立貝の貝殻をつぶして撒いた道だそうです。
真っ青な海・空へと、白い一本道が続きます。
まるで、天国へと続く道のようですね。
このような景色はを見たのは初めてです。
宗谷丘陵から再び国道へと戻ります。
これから南西の網走方面にあるサロマ湖へ、約240キロほど走ることになります。

一直線の道がずっと続きます。
左側には海が(たぶん、オホーツク海)、、、
そして、右側には広大な草地がずっと、ずっと続きます。
宗谷岬から稚内にかけての海に面した地域は、
大きく発展した都市がなく、そのため、町と町(あるいは村間)には
コンビニすらない道がずっと続きます。
冬は、本当に大変だと思いました。
途中、猿払村の道の駅がありました。
ここは、ホタテ漁で有名な村です。
猿払村は、このホタテの海産物のおかげで、村民の平均所得が
東京なみに高いそうです。
そういえば、立派な家屋や高級車をいっぱい見かけました。
道の駅でホタテおにぎりとホタテ串を買いました。
食堂に入りたかったのですが、残念ながらまだ開いていません。
でも、安くて、美味しかったです
途中、こんな船の形をした道の駅もありました。
北海道枝幸郡枝幸町にある「道の駅マリーンアイランド岡島」です。
隣にはキャンプ場もありました。
船の上にある展望台からは海を眺められます。
青い空に流れる白い曇が気持ち良く、ステキでした。
約5時間近く走り、ようやく紋別市に到着。
走行中、「紋別漁師食堂」と呼ばれる食堂を発見。
お昼13時を過ぎており、まだ昼食も食べていなかったので、
即入店。
店内はこんな感じです。
海鮮丼を注文。
北海道でずっと食べたいと思いながら、
ずっと食べる機会がなく、旅行初の海鮮丼となりました。
注文してから、約30分。
注文待ちのお客さんが多かったせいで、待つのが長くなったのです。
三色丼には、いくら、ホタテ、蟹がのっています。
連れは、ホタテ、蟹がのった海鮮丼と焼き蟹がついた定食を注文。
焼き蟹が美味しそうでした。
そして、稚内市のホテルを出てから8時間半。
ついにサロマ湖に到着しました。
サロマ湖は北海道で最大、日本国内でも3番目に大きい湖です。
そして、なんと日本最大の汽水湖です。
湖の情景がより分かる、山の上にある展望台に登ってみました。
狭くて、石がたくさん落ちている悪路を登ること30分。
展望台の駐車場からは少し歩いたところに無料の展望台があります。
展望台からは、サロマ湖が一望できました。
展望台から東、網走方面を眺めた景色。
展望台から西、紋別方面を眺めた景色。
そして、サロマ湖の真ん中、海と湖がつながっている景色です。
霞んでいますが、キレイな景色です。
実は、今回の北海道旅行で一番見たかったのが、「サロマ湖」の景色。
NHKの「さわやか自然百景」という番組を見て以来のあこがれでした。
特に、海と湖の接点となる部分が不思議だと思っていたので、
実際に見ることができ、感無量でした。
何もない、自然が作り出した景色。
そうした北海道の景色が大好きです。
この後は、この日の宿泊地、北見市へと移動します。
そして居酒屋を訪れ、北見市の夜を堪能する予定です。