新型コロナウィルスの緊急事態制限解除により、温泉施設が再開されました。
そして、ずっと首を長くして再開を待っていた(我慢していた?)施設といえば、やはり居酒屋さんです。
本来なら高知、特に中村の居酒屋に行きたいところですが、高速道路の休日割引が再開していないこともあり、もう少し我慢。
その代わりということで、島根県浜田市にある居酒屋、植本屋さんへお邪魔することにしました。
ちなみに植本屋さんは、「秘密のケンミンshow」で、地元名物「ボベご飯」が紹介された店として有名です。
植本屋さんは、島根県の西部地域(石見地方)の中心地、浜田市にあります。
高知県と同様、島根県は東西格差があり、石見地方は過疎化が進んでいる状況です。
その中で、浜田市は高知県でいえば四万十市に似てるかもしれません。県庁所在地の松江市から西へ約120キロ。海に面した都市で、漁業の盛んな町です。
植本屋さんは、この浜田市栄町というところにありますが、駅から離れており観光客よりも地元の人がメインの居酒屋さんです。
飲み物メニューです。
日本酒は、島根の地酒が沢山ありました。
浜田近辺でいえば、弥栄仙人、環日本海。あと、邑南町の池月など。
最初は、ハイボールを注文。
ウイスキーの銘柄はホワイトホースでした。角ハイボールが好きな私には少し残念。
しかしながら、とりあえず料理を一品注文。まずは、アジの刺身。
浜田は、「どんちっち」と呼ばれる脂が乗った魚、アジ、のどぐろ、カレイが有名です。NHKの番組でも取り上げられ、キャイ〜ンの天野くんが絶賛していました。
この日のアジ刺も絶品でした。
植本屋さんでは、おでんも美味しいと評判です。
ということで、大根、豆腐、卵、里芋を注文。
こちらは牛すじポン酢。
スジはアキレスでしたが、柔らかく仕上がっており、美味でした。
続いてバトウのフライを注文。
浜田では、バトウはたくさん釣れるので安く、よく食べられています。
タルタルソースで食べると一層おいしさが引き立ちます。
ハイボールの次はいよいよ地酒。
連れは三隅のやさか仙人、私は温泉津の開春を選びました。
私の個人的感想ですが、島根県の地酒で美味しいのは、奥出雲や隠岐、邑南町、湯泉津、三隅、弥栄あたりです。
そして、、もっとも日本酒に合うアテを注文。
あん肝ポン酢です。
あまり有名ではないですが、浜田では河豚やアンコウがよくとれ、市内のスーパーでは刺身も売られています。
ですので、あん肝もよく食べられます。
日本酒と合って、美味でした。
植本屋で約2時間滞在。
このままホテルへ帰ろうとも思ったのですが、もう1軒、なじみの店へ行きました。
植本屋からは歩いて約10分。
訪れたのは、「おさむ」という名の居酒屋。
こちらも、滅多に観光客は訪れない地元の人向けの居酒屋さん。
店内は、テーブルが3席カウンター程度。
昭和30年代の浜田市内の写真が壁に飾られています。
まさに、「三丁目の夕日」を思わすお店です。

カレイの煮付けとマイカの刺身を注文。
あとは、何を頼んだんだろう・・・。酔っ払って忘れてしまいました。
店の女将さん。もう70代くらい。
男はつらいよ!のテレビ映画を観ていました(笑)。
注文等で立つ以外は、カウンターに座ってテレビを観ていました。
約1時間弱、滞在。
換え入り際に、女将と仲の良い猫が遊びに来ました。
2、3年前から来るようになったそうです。
久しぶりの島根県浜田市での居酒屋訪問。
四万十市を思わせる、ゆったりとした気持ちで飲むことができました。