新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が解除され、一週間後の平日の休み。
特に何かをするということもなく過ごす予定でしたが、人間の一次的欲求の一つ「食欲」を
満たす必要^^;;が出てきましたので、蕎麦でも食べに行くことにしました。
今回出かけた先は、島根県奥出雲町にある「山県そば」。
中国山地に面した町にあり、島根県内外からもお客が来る、美味しいと評判の店です。
かれこれ10年くらい前に何回か行ったことのあるお店です。そのときから美味しいと評判
でした。
【「山県そば」のある場所】
「山県そば」は奥出雲町の町中ではなく、少し外れた所にあります。
周りは田んぼと山に囲まれています。
島根県道258号線を進むと、「山県そば」と書かれた看板が見えます。
この看板を左に曲がり、坂道を少し上がったところにお店はあります。
お店前の写真です。
カラフルな笠は何なんでしょう?
店内の様子です。
こぢんまりとしており、それほど多くのお客は入れません。
ちなみに、土日祝日などはお客が多く、お店の前で並んでいることもあります。
この日は平日でしたので、それほど多くなく、11時の時点で私たちのみでした。
(その後、二組くらい来ましたが・・・)
「山県そば 出雲横田の味がする」という看板が掲げられていました。
ちにみに「横田」とは奥出雲町となる前の町の名前です。
横田は、鈩(たたら)製鉄の生産で有名で、日本刀なども製造されてきました。
また、ジブリアニメの「もののけ姫」にもこのたたら生産のシーンが登場しています。
注文したのは、「割子そば」と「ざるそば」。
しばし待っていると、店員さんがコップに野花を入れて、テーブルの上に置いて行かれました。
また、そば粉を使ったかりんとうを出されました。前菜みたいなものですね。
メニューはこちら。定食もあるようです。
10分くらいして、まずは割子そばが出されました。
通常の三段です。(好みによって段を増やすことも可能です)
割子そばには蕎麦まんじゅうとお新香、そしてそば湯も付いていました。
薬味は、ネギ、のり、鰹節、そして「辛味大根」です。
出雲蕎麦では、ワサビではなく、辛味大根が付くことが結構あります。
そういえば「美味しんぼ」でも、蕎麦にはワサビより辛味大根のほうが合う、という内容の
紹介がありましたね。
早速、薬味を入れ、蕎麦汁をかけて食べます。
ちなみにこちらは10割蕎麦ですので、少し切れやすいです。
連れは、ざるそばを注文。
こちらは、奥出雲名産の「まいたけ」の天麩羅が付いたものです。
奥出雲まいたけ、美味しいと評判の一品です。
粗塩も用意されていました。
そばのつけ汁とはひと味違った蕎麦を堪能できます。
こちらのほうが、蕎麦本来の味を楽しめるかもしれません。
割子もザルも美味しくいただきました。
食べ終わり、のんびりしていると、そば湯で作ったというコーヒーが出てきました!
珍しい上に、しかも美味しい!
十分に蕎麦を堪能し、店を出ると、先ほどは気づきませんでしたが、おろちのオブジェが
飾られていました。
そういえば、ここは神話の古里「八岐大蛇(やまたのおろち)」が有名ですものね。
あらためて店の周りと見てみると・・・
何もありません。。。
小高い山と・・・
田んぼが広がっていました。
5月下旬ですから、田植えをしたばかりの苗が植えられていました。
のどかな風景です。
こちらのそば屋さん、前述のように休日は多く、駐車場にとめられないほど多い日も
ありますが、平日ですとそこまで多くなく、ゆったりとした気持ちとゆったりとした風景
のなかで蕎麦を味わえます。
お店のある場所が遠いので、なかなか行く機会がありませんが、だからこそ、ゆったりと
できる日を選び、訪れていいただきたいです。