島根半島四十ニ浦巡りをご存知でしょうか?
これは島根半島に42の浦があり、それぞれ神を祀る社42箇所を巡礼するものです。
巡礼というと四国八十八か所遍路、西国三十三所遍路が有名ですが、小豆島八十八カ所巡りや知多四国八十八カ所遍路など地方独自の巡礼もあり、島根半島四十ニ浦もその類にあたります。
古くは江戸時代に行われていたようですが、その後廃れていたようです。近年、こうした信仰習俗があり、その価値や意味を再発見することにより、地域の発展に貢献したいと考え発足したのが、島根半島四十ニ浦巡り再発見研究会です。
日本史学者である故・関和彦氏も役員を務められたこともあり、広くアピール活動をされた結果、最近は新聞記事として取り上げられたり、四十ニ浦を自転車で回ったりする参拝者も見られるようになりました。
詳しくことは、こちらを参照↓
四国遍路にように、道が狭かったり、砂利道を通らないとたどり着けない神社もあり、
必ずしも簡単に行けるわけではありませんが、これから挑戦してみたいと思います。
今回は、松江市にある「佐太神社」を参詣しました。
佐太神社は、松江市の北、旧・鹿島町にあります。
詳細な位置はこちら↓
松江駅からは車で約20分くらい。
旧・鹿島町に入り始めた場所に佐太神社はあります。
無料の広い駐車場に駐車し、境内へと向かいます。
境内の前には小さな川が流れています。
水質もキレイそうでした。
境内へと向かいます。
大変キレイな境内でした。
佐太神社の由来が書かれた看板です。
正殿、北殿、南殿とあり、それぞれ以下の神さまを祀っているようです。
(正殿)
佐太大神(さだのおおかみ)
伊弉諸尊(いざなぎのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
速玉男命(はやたまおのみこと)
事解男命(ことさかおのみこと)
(北殿)
天照大神(あまてらすおおかみ)
瓊々杵尊(ににぎのみこと)
(南殿)
素盞鳴尊(すさのおのみこと)
秘説四柱の神
境内正面から眺めたところ。
社殿が並んで見えます。
狛犬さま?
随神門(お寺で言う山門)です。
二体の随神を飾ってありましたが、誰なのかは分かりませんでした。
同じく随神門の随神。
拝殿正面です。

お賽銭箱前から中を覗くと、大社造りらしく、高殿へと続く
階段が見えました。
千木の屋根が見えます。
二層に連なる屋根。両方とも外削ぎのようです。
出雲大社と伊勢神宮はすべて外削ぎと聞きましたが、
この佐太神社もそうなのでしょうかね?
通常は、外削ぎ(男千木)と内削ぎ(女千木)があると思うのですが・・・
少し離れて撮影。
階段が少し見えます。
大社造りっぽい建物ですね。
拝殿の左後方の建物は、神楽殿で、
佐蛇神能が舞いられる場所です。
佐蛇神能は、平成二十三年に「ユネスコ無形文化遺産リスト」に登録され
ております。一度見てみたいですね。
帰り道の参詣道です。
広々とした気持ちよい風景でした。
以上で、島根半島四十二浦巡り 最初の神社の参詣を終えました。
この後、次の「韓竈神社」に行こうとしたのですが、現地駐車場からの道を
間違えてしまい、延々と林道を歩くハメに。
約2時間近く歩いても見つからずあきらめて駐車場へ戻ると、反対方向の
すぐ近くに神社入り口の案内看板ありました。
もはや疲れ切って行くことができず今回はあきらめることに。
↓韓竈神社についてはリンクを張っておくので、ご覧ください。
秘境ならぬ、秘社という感じです。
また島根半島四十二浦巡りについては、機会があるごとに
挑戦したいと思います。