今日は仕事が急きょ休みとなったので、高知へ行く時間もなく、仕方なく近場の島根県奥出雲町へ行くことにしました。

 

島根県といえば、「出雲そば」。

今回は、出雲そばの店を探すことにしました。

 

そこで見つけた店が「鬼蕎麦」というお店です。

「鬼の舌振るい」と呼ばれる奇岩の名所に近くにあるお店ですが、ユニークなお店でした。

 

まず外観はこんな感じです。

 

写真では見えにくいですが、建物の入り口付近には、こんな表示がされています。

概略すると「一人で経営しているので、蕎麦を打つのに時間がかかる。急いでいる方や団体の方はご遠慮ください」とのこと。

個人客を大切にしてそうで、私にとっては好感度アップ。

 

 

さらに建物に近付くと、いろいろと変わったオブジェが迎えてくれわくわく感がアップします。

 

暖簾をくぐると・・・

こんな感じでした。

 

レトロチックな感じです。

 

店内には、人形や焼き物など数々のオブジェが飾られています。

↓こんなものや・・・

 

↓こんなものまで・・・

 

 

 

また店内は、亭主のこだわりでしょうか、オーディオにもこだわっており、美しい音質の音楽聞こえてきます。

 

早速、蕎麦を注文します。

メニューから「ざるそば ひきぐるみ」(800円)を注文しました。

 

蕎麦が来るまで、外の景色を撮影。

山々に囲まれた景色です。

 

注文してから、約15分くらいして蕎麦が来ました。

なんと、本物のワサビが付いており、自分でおろして食べるようです。

 

またざるそばの食べ方が書かれた紙があり、そこを見ると、

まずは、「塩」で食べ、そのあと、「ワサビ」で食べ、最後に「ツユ」で食べるべし、と書かれていましたので、それを実践。

 

左が「塩」、真ん中が「ワサビ」です。

塩は赤みがかっているので、おそらく岩塩だと思います。

ワサビはおろし金が細やかで、より辛みが増すようになっていました。

 

肝心の蕎麦ですが、10割蕎麦なので、つなぎがないため、長くはありません。

どちらかというと、冷やしではなく、熱い汁で食す方があっているかもしれません。

 

しばらくすると、蕎麦湯と「蕎麦餅」まで出てきました。

これで800円は安いと思います。

 

ちなみに蕎麦を打つところはこんな感じでした。

 

10割蕎麦は、私はあまり好きではないのですが、それでも、こちらの蕎麦は量も多く、美味しかったといえます。

 

ちなみに、最後に驚いたのがコレ↓

お勘定は、なんとセルフ会計

伝票は渡されるのですが、レジもなく自分でお金を容器に入れて、お釣りがあれば、それも自分で取るシステム。

 

ちなみに店主は全く見ていないので、清算をごまかすこともできます。

 

でも、行けば分かりますが、店主の笑顔は本当に癒される笑顔で、人柄の良さが顔に現れています。

こんな良い人をだますような人はいでしょう。

 

久々に人を信じることのすばらしさを感じた一日でした。

 

また機会があれば、必ず訪れたい蕎麦屋です。