今回は、「志国高知 幕末維新博」地域会場のある、安田町に行きました。
安田町といえば、名酒「土佐鶴」で有名な町です。
酒蔵があり見学をしたいのですが、できるかどうか分からなかったので、諦めました。
その代わりとして、「安田まちなみ交流館」を見学しました。
坂本龍馬に近い、安田町出身の偉人の紹介など、職員の方が丁寧に説明してくださいました。
その隣にある建物も見学が可能でしたので、行ってみました。
正面はこんな感じ。
中に入ると・・・
書院造の床の間があります。
細部を見ると、独特の彫刻もあります。
恵比寿様でしょうか。
書院造の横壁に作られた彫刻です。
その他、欄間の彫刻も見事。
写真からは分かりませんが、この建物は、魚梁瀬杉を使った最高の木材を使用していますが、建築の際に、大工の汗が木材に着かぬように注意しながら建てられたそうです。
汗が木材に就くと、数年後にシミとして現れるからだそうです。
まさに一級建築という感じがしました。
もちろん庭もあります。
枯山水の庭かな、と思ったのですが、職員の方に聞くと、元々は池があり、水も引かれていたそうです。
町に譲渡された際に、管理の関係で枯山水となったとのことでした。
安田町はあまり訪れたことがなく、知らないことばかりでしたが、このような素晴らしい建物を見ることができてよかったです。
観光化はされていないようですが、こうした隠れた名所が他にもいっぱいあるのだと思います。
また機会があれば、こうした他の名所も訪れてみたいものです。