ひな祭り~女の子の健やかな成長を願う~
もうすぐ3月3日 ひな祭りです。
皆さん、何か特別なことをなさいますか?
桃の花を飾りますか?
ちらし寿司をつくりますか?
雛人形を飾りますか?
ひな祭りは、正式には「上巳(じょうし)の節句」といい、
奇数が重なる季節の節目の年中行事「五節句」のひとつです。
(五節句は、1/7人日(じんじつ)、3/3上巳(じょうし)、5/5端午(たんご)、
7/7七夕(しちせき)、9/9重陽(ちょうよう))
上巳には桃の花を供えることから「桃の節句」とも呼ばれ、
穢れを祓い、女の子の健やかな成長を願います。
上巳の節句の節供(せちく)にも、穢れを祓う意味合いが込められています。
3色の菱餅の赤は魔除け、白は清らかさ、緑は健康を表します。
お吸い物にはハマグリを入れますが、
二枚貝は同じ貝殻以外はぴったりと形が合わないことから貞操を象徴し、
良縁を願うものです。
ちなみに菱餅の「菱」は「菱形」の「菱」ではなく、
植物の「菱」のことです。(私もずっと「菱形」だと思っていました。。)
もともとは菱の実を粉にして菱餅を作ったのだそうです。
昔ながらの暦に沿って、お花を飾ったり、お人形などの飾りものを出したり、
食べ物を準備したりすることは開運に繋がるとも言われます。
「開運」って、心に響く言葉ですね。(笑)
ちなみに、今日2月19日は二十四節気(にじゅうしせっき)の雨水(うすい)。
雪が雨に変わる日。
雛飾りを飾ると縁起が良い日と言われています。気になるかたはお急ぎを。(笑)
現代の生活習慣から考えると、お節句のすべてを整えるのはなかなか難しい面もあります。
また、ジェンダーフリーの観点から「女の子のお節句」をお祝いすることに
否定的は感じを持たれるかたもいるかもしれません。
それでも、上巳の節句を迎えるにあたり、
世界中の、すべての年代の女の子たちに幸あれ!と願ってやみません。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。