救急車で運ばれたのは大きな産婦人科のある病院。

ここで、内診、超音波などの検査と共に血液検査、腹部のレントゲンを撮り先生の診断を待ちます。

結果は卵巣が肥大していて、それが捻れてしまった為痛みが出ている。
卵巣嚢腫茎捻転という病気で、すぐに手術を行い卵巣腫瘍と卵管を切除しますとのことでした。

私の場合右の卵巣がテニスボールくらいに腫れている(通常はアーモンドサイズ)為、おヘソから腹腔鏡手術にて、右の卵巣と卵管を切除摘出。左側はそのまま温存の為、ホルモンバランスも崩れにくく更年期の症状も出にくいので安心してください。
傷跡も最小限なので回復も早いが、もし癒着等が見られ(私が2回帝王切開をやっているので)腹腔鏡手術では手に負えない場合は、お腹を切りますとの説明を受けました。

転院してから時間の感覚は全く無かったのですが、あれよあれよと言う間に手術の準備が整い13:45には手術台の上でした。

手術は全身麻酔で行い、目が覚めた時には全てが終わっていました。
全身麻酔、正直疑ってて、そんな早く眠れるわけないと思ってたんですけど瞬殺でした。
手術時間も母曰く、1時間って言われていたけどそれよりも早く終わった、
卵巣はやはりテニスボール大で1回転半回ってた、とのことでした。
お臍以外に切られたところはありませんでした。
スムーズに事が運び本当に良かった。

術後はベット上で体は動かしていいが、起き上がりは禁止。飲食禁止もでした。
足にはエアークッションが巻かれ血栓予防。
バルーンカテーテルや血圧計、心音、血中酸素濃度測定、そして点滴とでいろんなコードで繋がれていました。

痛みはそれ程なかったのですが、吐き気がひどく夜に何度か吐き気どめを投与してもらいました。


翌朝、早速歩行訓練開始。
ベッド横で立ち上がり何度か足踏みをし、まずはトイレまで。
そこまで歩けたのでバルーンカテーテルとエアクッション、血圧計、酸素濃度、心音の測定機器などは外してもらえ、点滴だけと言う身軽な姿になれました。

そこから、病院内をぐるぐると歩き回り、腸閉塞にならないように腸を動かします。
起き上がる時や、咳をするとヘソ周りが痛いですが、帝王切開の時の痛みに比べたら楽勝。
看護師さんからも、こんなに痛がらない人珍しいです、と言われました。

食事は入院3日目の朝から流動食開始。
朝、昼、夜と食事のレベルが上がり、常食になったのは4日目の昼食からでした。

上の子の入学式は諦めたけれど、下の子の入園式は出たい!という思いだけで、とにかく病棟内を歩き回り、私元気ですアピールをし、通常よりも1日早く、5日目の昼に退院しても良いと許可が出ました。
痛みは残りつつもなんとか帰宅できて本当に良かった。

ただ帰宅後には、入学式でもらってきた教科書やお道具箱セットの名前付け地獄や、入学準備の続きなどが待っていて、休みたくても休めない!
それでも、やはり家が一番だなと強く思いました。