本当の自分を出せなくて、心の拠り所もなく息苦しい学校生活を送っていたけど

 

高校に入ってから少し変わった。

 

ある友人に出会ったからだ。その子は、私と違っておしゃれの最先端をいっていて

 

進学校だったけど、その中でも勉強ができる子で、休み時間にはクラスのみんなが

 

寄っていくような人気者だった。

 

私は自分に自信がなくて、ダサくて世間知らずで、私なんてと思っていたから

 

人気者のその子と仲良くなるなんて最初は露とも思っていなかったけど、

 

冬のくちどけポッキーのチョコをデュロデュロにして先に食べているのを見て

 

もしかして自分と同じ種類の人間か?と親近感がわいて連絡先を交換して、

 

そこから急激に仲良くなった。

 

お互いに自分のことなんて受け入れてもらえるのか、という不安を胸に

 

ちょっとずつ自分をさらけ出し合って、それを相手に受け入れてもらえたり

 

むしろ喜んでもらえたりする経験を積み重ねて、関係が深まっていった。

 

その過程はおそらく恋に落ちたのと同じような感情を味わったと思う。

 

その子は、変な部分もオープンにして、むしろそんな自分のことを可愛い

 

って思っているのが全開の自分好きで、私とは真逆。

 

そんな姿を見て、それでいいんだって思えたのか、その影響を受けて

 

嫌われるかもと思って今まで隠してきた自分の変な部分やコンプレックスを

 

曝け出せるようになってきた。

 

それにずっと、自分のことを不細工だと思っていたけど、美人のその子や

 

その子のお母さんが、私のことを美人だって言ってくれて、すっごく驚いた。

 

自分のことを悪くしか思っていなかったし大嫌いだったけど、その子のおかげで

 

自分のことが少し好きになれたし、今まで自分自身を攻撃してきた自分を

 

癒すことができた。