私の家族は、父と母と祖父と祖母。
母は専業主婦で、父が家計を支えてくれていた。
父は何事もきっちりしていて、いわゆる頼りになるタイプ。
小さい頃はキャンプやプール、スケートに連れて行ってくれたりして
手先が器用で、力仕事も得意だった。
その一方で、横暴なところもあり、母が怒鳴られる声で目が覚める、
帰宅の際に機嫌が悪いと家庭の空気がピリピリして、ドキドキしながら
ご飯を食べたり、自分の気配をできるだけ消すように過ごしていた。
今となっては感謝できるところが多いけど、子供の頃はいろいろ禁止されたり
制限されること、厳しくされることが多くて、もっとのびのび自由にしたいって
想いが強かった。
父の言うことを聞かないと、機嫌が悪くなって、家庭の空気も悪くなるし
この家では生きていけないけど、かといって、それを素直に受け入れて
自分が自分でなくなるのも嫌だった。
母はすごく優しい人だったけど、父を怖がって、言うことを聞かせようとするから
100%味方とは思えなくて、一番近いはずの家族に対して、あまり心を開けない
本音を言えない、言わない子供だったと思う。
それに人間嫌いだったから、同年代の子たちも苦手で、幼稚園も習い事も
学校も嫌いだった。本当に心を許せる人がずっといなかった。
それでも父親が厳しかったし、世間の流れとしては小学校は行かないといけない
ものだと思って、半ば嫌々ながら行っていた。
そこで拠り所にしていたのは、妄想だ。
小1か小2くらいから、あるストーリーを頭の中で作り出して
年々そのストーリーを自分の中でバージョンアップさせていた。
今もそのストーリーは継続中で、かれこれ20年近くになる。笑
こんなに続けていることは、たぶんこれだけだ。
要は、妄想の中に逃げ込んでなんとか現実を生きてきたという感じ。
波風立てないように、毎日を事なかれ的にやり過ごしてきてしまった。