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科学のために科学を科学的に笑うべし

論理はわが友 されど笑いはさらなる友

共感覚とは、五感のうちの何かが、他の感覚も一緒に呼び起こしてしまうことをいいます。
たとえば、文字を見た時に、色も一緒に想起されてしまうようなことです。
一言で言うと、感覚同士の混線といったところです。
誰にでも起きる感覚ではなく、共感覚を覚える人を共感覚者と呼びます。

東大リポジトリにて、
共感覚の地平――共感覚は『共有』できるか?」
という論文集(
表象文化論学会パネルディスカッション記録)のPDFファイルが公開されています。
http://hdl.handle.net/2261/51545
つながりにくいですが、このUT Repositoryのページの一番下に
PDFファイルへのリンクがあるはずです。

(あるいはタイトルでネット検索してください)

上記「共感覚の地平」の論文には、共感覚の具体的な例や、
共感覚者が実際に感じている感覚をなるべく客観的に表現しようとしたものが
沢山記載されています。

とりわけ、巻頭エッセイ「共感覚とは何か」(長田典子)は、
共感覚のわかりやすくて偏りの少ない解説になっていると思いました。
・サイトウィックによる共感覚の「5つの主要な特徴」:
  1.自動的で不随意的
  2.空間的な拡がり
  3.一貫性
  4.記憶との関係
  5.情動を伴う
・「黄色い声」のようなメタファーや、ブーバ/キキ実験のようなものは、
厳密には共感覚とは言わない

巻末の共感覚年表も面白いです。
ピタゴラス、アリストテレス、ライプニッツ、ニュートンやらの名前が出てきてアゲアゲ↑↑