マギカと言うと人気アニメを連想する人も多いかもしれません。
でもラテルナマギカ(laterna magica=magic lantern)=幻灯も忘れないでね。
ラテルナマギカというのは、舞台上の映写幕にあらかじめ撮影した映像を流して、
それとリアル人間がコラボして動く舞台芸術の技法です。
上のシュールレアリズムっぽい作品は、
なんだか某アニメの魔女の結界シーンを思わせる感じですが、
意図的にそういうのを選んできました。
「えー、でも今なら映写じゃなく
プロジェクションマッピング
するんじゃね?」
と突っ込んだ方、
そう、その通りです。
プロジェクションマッピングなら、あらかじめ撮った映像だけじゃなく、
ライブ映像を使うこともできます。
観客の反応やネット民の反応も重合して映せば、
それはすなわちニコ動・ニコ生ですよね。
でもプロジェクションマッピングの世界は、技術先行の感じが強く、
ラテルナマギカのように芸術性でガツンと来るかというと、
それはまだこれからという状況でしょう。
結婚式の演出やら、学生の文化祭やら、企業の宣伝ショーやらで、
気軽に(よいことだけどその反面安易に)使われてしまっている
せいかもしれません。
安っぽくなっちゃった部分はないでしょうか?
そんな中、プロジェクションマッピングの面白さの一面を見せてくれる
映像に出会いました。
「Work of Toshihiko Sasaki at Asakusa Rockza」
途中はさておいて12分33秒以降のJazz風味の映像を見てください。
楽しい作品に感じます。
しかし「大人向け」の映像という差別待遇をされているらしく、
見られない方もいるかもしれません。
(携帯やタブレットではなく、PCだと見られるかもしれません)
知ってる範囲では、蛯名健一さんのダンス作品や、
白Aというパフォーマンスグループは、似たような方向性で
映像とのコラボ作品をライブでやってました。
こういった技法はもちろんプロジェクションマッピング以前からあり、
新規性はないかもしれません。
古い技法を掘り起こすにせよ、新しい技法を編み出すにせよ、
壁に綺麗な図絵アニメを流すだけの安易なマッピングは
早く卒業してほしいです。
と、一旦は言い切ってみたのですが、
大道具や背景を作る&バラす手間とお金を省くためだけに
割り切って使う思想も、やはりアリかなあ。
現状はこれらは、大変だしお金かかりますものね。
技術は何に使ったって自由なのだし。