今日は大学入試センター試験初日でしたね。
今夜はかなり寒く、雪の降る所も多いようです。
受験生さん、明日も実力を発揮してください!
大学に限らず、受験するということは、自分の行く学校を決めるということです。
学校が決まれば、すなわち先生が決まるということになります。
「絶対にあの先生のゼミに行きたいから」という志望理由を持つ人もいるでしょう。
しかし教員の名前さえ知らなくても、入学すれば必然的に先生が決まってきます。
あなたは目の前の課題をこなすことによって、広い世界からあなたにピッタリの宝物を選択できるというわけです。
師との出会いという宝物です。
私達が幼い頃、もっと小さな狭い世界にも、それは存在していました。
師匠であり、最高の家庭教師が身近にいたのです。
多くの場合、師匠とは両親 ・祖父母です。
私達が家庭で学ぶべきことは 家の師匠に手ほどきを受けます。
家庭から少し範囲を広げたところ、幼稚園や学校では、ほかの師匠とも触れ合います。
そしてどんどん自分の活動範囲が広くなり、師匠の数も増えます。
多くの場合、外の師匠はその道のプロです。
だから、親より賢いように感じがちです。
でも、かつて家庭教師をしてくれた両親は、当たり前に本業もこなしていたのです。
考えてみると、これはすごいことですね。
そんなことに気づきもせず、平気で親に何役もさせていました。
子どもは、外の師匠には月謝を支払い お礼を言います。
もちろんその月謝も 親が働いてくれたお金なのですが。
家の師匠には どこからも支払われません。
家庭でのしつけも学習も、それに対する報酬は支払われないのです。
無償です。
そして今度は自分が、親の立場になります。
なってはじめて、その大変さがわかるのです。
ありがとうございます。